展覧会「SPY×FAMILY(スパイファミリー)展」が現在、遠鉄百貨店新館(浜松市中央区砂山町、TEL 053-457-0001)8階の「えんてつホール」で開かれている。
登場キャラクターの衣装や小道具など、作品を忠実に再現した立体造作
夏休み企画の一環として、ファミリー層をメインターゲットに開催を決めた。昨年の東京開催を皮切りに全国巡回しており、同作としては初の展覧会となる。作者の遠藤達哉さん総監修のもと、子どもから大人まで幅広く原作の世界観を楽しめるよう企画する。
「スパイファミリー」は、2019年に連載開始した漫画家遠藤達哉さんによる作品で、スパイの父、超能力者の娘、殺し屋の母の3人が、とあることをきっかけに仮初めの家族となり過ごす日々を描いたスパイ・アクション・ホームコメディー。漫画誌アプリ「少年ジャンプ+」でコミックス初版100万部を達成し、2023年10月発売のコミックス12巻で累計発行部数3400万部を突破。2022年4月にはアニメ放送も始まり、昨年は劇場版も公開した。
会場では、作中おなじみのシーンのイラストパネルや、登場人物の衣装や小道具などの立体造作、オリジナル映像などを展開する。コミックスの表紙に描かれたイスを再現したフォトスポットも設ける。遠鉄百貨店営業部の高林樹さんは「どれも忠実に再現しているので、細部までよく見てほしい」と話す。原画やネーム、アイデアラフなど約100点を展示。横幅約8メートルの巨大スクリーンに投影する3分間のオリジナルムービーも用意する。
会場内に掲示したキーワードを集めるゲーム「キーワードミッション」も行い、正解者には同展オリジナルピンバッジ「ステラ」進呈する。本館8階では同作関連グッズ約200点を入場者対象で販売する。「もちもちアーニャぬいぐるみ」(2,750円)、「ピーナッツアームレスト」(2,200円)など、同展開催記念オリジナルグッズも用意する。
高林さんは「ここで見られないスパイファミリーの世界を楽しんでほしい」と話す。
開催時間は10時~18時30分(最終日は16時30分まで)。入場料は、一般=1,600円、高校生=1,300円、中学生=800円、小学生=300円。8月19日まで。