「角打ち」ができるワインショップ「natural wine zoo factory(ナチュラルワインズーファクトリー)」(浜松市中央区神明町)が7月29日、オープンした。
店主の原田雄造さんはホテルやレストランでのマネジャー経験を通じて、生活拠点のある浜松市内に「ナチュラルワインや日本ワインの造り手の思いや味わい、魅力を伝える店を作りたい」と考え、今年2月に独立し、準備してきた。購入したワインは抜栓料を支払えば店内で飲める上、ボトルキープを最大1カ月間できる仕組みを導入した。店名に盛り込んだ「zoo」には、ワイン好きな人たちが集まりワイワイガヤガヤと楽しんでほしいとの思いも込めたという。
店はワインショップと角打ちのスペースを合わせて約9坪。空調を管理して収納するウオークインセラーには日本ワインや欧州ワイン900~1000本ほどをそろえる。ボトルに掛けるタグには産地や年代、造り手、ブドウの種類、味わいの特徴などを記しているほか、醸造所やワイナリーから届いたメッセージなども置く。角打ちスペースにはカウンター=6席、テーブル=2席を用意。グラスワインは原田さん「お薦め」の8、9種類のワインから選ぶ。価格は660円~1,210円。セラーで選び購入したワインを飲む場合、抜栓料として720ミリリットルと750ミリリットル=1,100円、375ミリリットルと500ミリリットル=550円、1500ミリリットル=1,650円が必要。ワインとフルーツとのペアリングを楽しめる食事メニューも15種類ほどを用意する。
原田さんは「ワインの造り手の思いを知ってもらうとともに、エチケット(ラベル)などを含めて選ぶ楽しさを味わってほしい。ボトルキープしたワインの味わいの変化も楽しんでもらえれば」と話す。
営業時間は15時~22時(金曜・土曜は23時まで、日曜は20時まで)。火曜定休(9月以降は月曜定休を予定)。