音楽イベント「第16回やらまいかミュージックフェスティバルinはままつ」が10月12日・13日、浜松駅周辺各所の特設会場で開催される。
街中が音楽で染まるイベント「やらまいかミュージックフェスティバル」
同イベントは、「音楽の街」としてブランディングする浜松で、市民主体の音楽祭がなかったことを受け、2007(平成19)年に初開催された。コンセプトは「市民が奏でる、市民が楽しむ、市民が作る音楽祭」。市民有志で結成する実行委員会が自ら運営資金を集め、地域に根ざした音楽祭を実現する。企業スポンサーや行政の助成金に頼らず、ガイドブックに掲載する広告協賛や個人協賛、出演者が支払う運営協力費、開催中の販売ブースの売り上げなどを資金源にする。
浜松駅周辺に設けた12ステージで開催し、街中に音楽があふれる。会場は、キタラ、バスターミナル地下、ソラモ、遠鉄百貨店の屋上、旧松菱跡地など。代表役員の猪井英典さんは「ガイドブックを片手に街中で聞こえる音の導線をたどり、音楽を楽しんでほしい」と話す。
昨年は約1万9000人が来場し、音楽ファンで賑わった。今年は全国から約380件の出演希望が寄せられ、実行委員会と音楽関係者が音源を審査。299組1269人が出演者として選ばれた。出演の約半数は浜松市民だが、北は北海道、西は兵庫県まで全国から出演者が集まるという。ロック・フォーク・ジャズ・吹奏楽・和太鼓など、プロアマ問わず、さまざまな音楽ジャンルの演奏が予定されており、幅広い年齢が楽しめるよう企画する。出演者も気持ちよく演奏できるよう、プロの音響会社が本格的なステージ設備を用意し、演奏環境にも工夫しているという。
13日は、浜松駅前のキタラステージでフィナーレを行い、浜松在住のタレント・熊谷真実さん所属バンド「マミーズビスケット」が演奏を行う。
猪井さんは「浜松の中心市街地に来て、2日間音楽を満喫してほしい」と呼びかける。
開催時間は、12日=11時~18時30分、13日=11時~17時30分(フィナーレは19時50分まで)。