飲食店「定食と喫茶ボルドー」(浜松市中央区恒武町、TEL 053-548-5035)が10月1日、創業50周年を迎えた。
1974(昭和49)年、卸本町(現・中央区)にあったビジネスホテル内のテナントとして創業。宿泊客や卸商団地にある会社の従業員らが中心に利用していたというが、新型コロナウイルスの影響で環境が激変。検討の末、先代の両親から引き継ぎ現在、社長を務める雨澤勝さんが2022年1月に移転して再オープンさせた。先代も関わり創業当時からあるメニューに加えて、新たに加わった店長の森島茜さんが手がけるケーキやプリン、ゼリーなど喫茶メニューも充実させて営業している。
店舗面積は約30坪で、席数は、カウンター=17席、テーブル=22席。根強い人気の「新鮮あじフライ定食」(1,190円)は、刺し身でも食べられる鮮度の良い素材を使い、注文を受けてから下処理をして衣をつけて揚げる。鉄板で提供する「ナポリタン」(810円)は薄焼き卵の上に盛る。カレーやオムライス、丼類などを合わせた定食メニューは16種類をそろえる。デザート類のうち、店名にちなんだ「ボルドープリン」(450円)はかためのカスタードプリンをほろ苦いカラメルと生クリームとともに提供する。同店向けにブレンド・ばいせんした豆をドリップしたコーヒーで作る「コーヒーゼリー」(580円)をはじめ、ケーキやドリンク類は合わせて約30種類用意する。
節目の年を記念して、10月1~5日の5日間、日替わり定食5品を各50食・計250食提供する企画を展開した。価格も50周年に合わせて半額に設定したところ、新規客を含めて連日、大勢の来店があったという。
森島さんは「新規客だけでなく連日食べに来てくれる常連客も多い。おいしい物を食べてもらいたいという創業当時からの変わらぬ思いで、幅広い年代に喜んでもらえるメニューを今後も提供していきたい」と話す。
営業時間は11時~17時。