中国料理店「ローラン茶寮店」(TEL 053-453-2882)が9月24日、浜松市中央区元城町のリッチモンドホテル浜松1階に移転リニューアルした。
「ローラン」は、1989(平成元)年に浜北に創業した老舗中国料理店。同グループで3店舗目となる「ローラン茶寮店」は、中国料理と中国茶20種類以上を提供する。2021年に中央区板屋町で開業したが、より団体客に対応できるにテナントを探す中で、同所に移転リニューアルした。新しい店舗では、食事はもちろん、店内での演奏会などを通じて、地域の文化的な交流の場としても活用する。
店舗面積は約90坪。席数は、テーブル=64席、カウンター=6席。定員4~24人の個室も備える。店内にはグランドピアノを置き、白を基調にしてデザインした。70人規模のパーティーやイベント、結婚式の2次会にも対応でき、団体向けの「ビッフェプラン」(フリードリンク込み、7,700円~)も用意する。
食事メニューは、海鮮料理や肉料理、点心、麺類など。グループ内の他店舗と異なるメニューもあり、味付けもアレンジするという。独自に配合した香辛料で仕上げる「大えびの唐揚げ香味パウダー掛け」(2,420円)、小麦粉で作る薄皮「ポーピン」でチャーシューあんを巻きカリッとした食感に揚げる「チャーシューロール」、「ごまダレ水餃子(ギョーザ)」(各660円)などを用意する。「フカヒレの姿煮」(通常=7,700円、特大=1万6,500円)などの高級食材を使うメニューもそろえる。ランチセット「1,800円~」、ディナータイムのコース料理(6,600円~)もある。
中国茶は、6大分類茶とされる「緑茶」「白茶」「黄茶」「青茶」「紅茶」「黒茶」の全てをそろえる。ジャスミンやキンモクセイなどの花の香りをのせた「花茶」も提供する。茶葉は密封容器で保管し、スタッフが適切な温度やいれ方で提供。事前に必ずテイスティングも行うという。専務の福田大輔さんは「品質管理を徹底し、20種類以上の中国茶を扱っている店はあまりない。一見似ているお茶も風味が全く異なるので、飲み比べも楽しんでほしい」と胸を張る。
店内での演奏会には、ピアニストなどを招く予定。「食はもちろん、『音楽の街浜松』の店として、文化的なものを五感で感じられるような拠点にしていきたい」と福田さん。「創業から30年以上一貫してお客さまに満足してもらえる『良い物』を提供したいと考えてきたおかげで、幅広く支持され今がある。当店ならではの中国料理と中国茶を楽しんでもらえたら」と話す。
営業時間は、11時30分~14時、17時30分~21時。日曜定休。