カフェ「つむぎ珈琲(コーヒー)浜松三方原店」(浜松市中央区三方原町、TEL 053-488-5080)が10月10日、オープンした。
同店は、浜松市で製造業を営むベントム工業(中央区高丘西1)が、新規事業として立ち上げた。社長の本田大介さんは「製造業の仕事は体力を使う業務が中心で、女性が長く働きづらい環境だと感じていた。出産や育児と両立しやすく、女性が働きやすい事業を新たに立ち上げた」と話す。カフェはシフト制で短時間勤務ができ、子どもが幼稚園や学校に行っている間に働きやすいという。
店舗面積は約90坪。席数は、テーブル=84席、カウンター=8席、座敷=8席。白を基調に仕上げた店内は、天井が高く開放的。座敷席は段差がないため、赤ちゃん連れの利用も安心という。「人をつなげる 縁をむすぶ くつろぎの空間」をコンセプトに、飲食の提供だけでなく、普段着でくつろげる空間づくりを目指す。
メニューは、約90種類。ドリンクは、アラビカ種の豆をベースにオリジナルの配合で焙煎(ばいせん)する「つむぎブレンド」(520円)をはじめ、3カ月単位で豆を変えて提供する「期間限定コーヒー」(720円)のほか、約40種類をそろえる。フードメニューには、モチモチとした食感の白いコッペパンを軽く焼いて卵やハム、チーズなどをサンドする「こっぺサンド」(500円)や、鉄板の上に溶き卵とナポリタンをのせた「名古屋めし風ナポリタン」(1,100円)などを用意。スイーツには、コーヒー味のソフトクリームにアズキやわらび餅を添えた「コーヒーソフトぜんざい」(450円)や、エスプレッソのソフトクリームにホットミルクをかけて食べる「逆さまアフォガード」(480店)など、コーヒーを生かしたメニューも取りそろえる。
モーニングタイムは、ドリンクを注文すると無料のトーストが付くセットなどを用意。11時30分からのランチタイムには、パスタやオムライスに日替わりのミニサラダ、スープ、副菜がセットになったランチセット(1,200円~)を提供する。
オープン後は、好調な滑り出しを見せているという。「思ったより多くの来店客がある。今後も長く利用してもらえるよう工夫を重ねて盛り立てていきたい。将来的には店舗を増やしていけたら」と本田さん。店長の北村亜紀さんは「雇用形態にとらわれず、全てのスタッフと協力して店作りをしたい。お客さまとのつながりや縁を大切にしていけたら」と話す。
営業時間は8時~22時(土曜・日曜・祝日は7時から)。