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浜松・田町に社会貢献型食堂 売り上げの一部を子ども支援に

「縁の下食堂」店主の永塚さん

「縁の下食堂」店主の永塚さん

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 「縁の下食堂」(浜松市中央区田町、TEL 090-6614-5063)が10月7日、オープンした。

「9種の多品目プレート」

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 店主の永塚久恭(ひさのり)さんが運営する「子ども食堂」や「ティーンエイジカフェ」の活動資金を調達するための新規事業として立ち上げた同店。売り上げの一部は子ども支援活動の運営資金に充てる。永塚さんが経営する居酒屋で店舗の空いている時間に営業する。

 永塚さんが子どもの支援を始めたきっかけは、実子が多くの食物アレルギーをもっていたことだという。子どもに手作りの食事を食べてほしいという思いで料理を追求するうちに、飲食業界や子ども食堂に興味を持ったという。子ども食堂では、浜松産食材を使ったメニューを低価格で子どもたちに提供。ティーンエイジカフェでは、学校になじみにくいと感じる中高生などが、永塚さんの指導のもとお菓子作りをしたり、ゲームをしたりして交流できる場所として運営する。永塚さんは「子ども食堂やティーンエイジカフェは、学校や社会になじめない若者のよりどころになっているので、できる限り運営を継続していきたい」と話す。

 店舗面積は約20坪。席数は、テーブル席4席、カウンター席6席、座敷席8席。店内は落ち着いた和風の空間で、座敷は段差がなく、小さい子ども連れでも安全に過ごせるという。入り口には、中高生が手作りした看板を設置する。

 メニューは3種類で、具材は季節に合わせて週ごとに変わる。化学調味料は使わず、健康に配慮したメニューをそろえる。当日市場から仕入れる肉や魚をメインにした定食(900円)、カレー(1,200円)、料理を盛り合わせた「9種の多品目プレート」(1,300円)を用意。いずれも、ごはん(玄米または白米)、サラダ、みそ汁が付く。テイクアウトにも対応する。

 永塚さんは「食事を楽しみながら社会貢献もできる。まずは店について多くの方に知ってもらい、気軽に利用してもらえたら」と話す。

 営業時間は11時~14時。月曜・木曜のみ営業。

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