菓子メーカー「春華堂」（浜松市中央区神田町）が8月1日、詰め合わせ菓子「うなぎパイ＆サブレ 航空自衛隊AIRフレンズ」の販売を始めた。

　浜松基地内にある広報館「エアパーク」の土産品として開発した同商品。航空自衛隊が「隊員が故郷に持って帰りたくなるような浜松土産をつくりたい」と同社に声をかけ、今回の企画が始動した。春華堂が自衛隊とコラボするのは今回が初めて。

　浜松銘菓「うなぎパイ」シリーズと焼き菓子をセットにした内容で、うなぎパイミニ（1枚）、うなぎパイV.S.O.P.ミニ（1枚）、うなぎサブレ（2枚）、クッキー3種（アーモンド・ココア・ラングドシャ）を詰め合わせた。

　パッケージは、浜松基地のパイロットや整備員から話を聞き、「富士山」や「滑走路」など空から見た浜松の風景をモチーフにデザインした。航空自衛隊を象徴する「ブルーインパルス」や「救難ヘリ（UH-60J）」のほか、能登半島地震で活躍した救助犬・ジェニファーも空を舞う。各機体のイラストには、春華堂の菓子を組み合わせる遊び心を加え、飛行機と菓子が一体となったユニークなビジュアルに仕上げた。

　広報担当の高橋睦美さんは「広報館に訪れた子どもや女性にも手に取ってもらいやすい商品を目指した。ピンク色のかわいらしいデザインで、自衛隊の堅いイメージを払拭したい」と話す。「浜松が“自衛隊のある街”ということを知ってもらえたら」とも。

　価格は756円。自衛隊浜松基地内の広報館「エアパーク」や管内売店、浜松駅構内の「ギフトキヨスク浜松」で販売する。