
「第1回高校生やらまいかアワード」が10月26日、サーラシティ浜松(浜松市中央区砂山町)で開催される。主催は一般社団法人YOJ。
今年発足した同団体が、浜松で受け継がれてきた「やらまいか精神」を若い世代に伝えることを目的に、高校生の挑戦を後押しする場として企画した。市内各校から参加者を募集し、選考を通過した7チームが出場する。
高校生が自由な発想で考えた地域課題の解決策や未来のプロジェクトを、10分間でプレゼンテーションする。ステージにはランウエーを設け、照明や音響でショーのような演出を加える。代表理事の山田拓司さんは「高校生の挑戦が浜松の未来を動かすという実感を持てる場にしたい」と話す。
審査員は、地域企業の経営者や大学教授らが務める。評価ポイントは「地域とのつながり」「実現可能性」「やらまいか精神(挑戦する気持ち)」の3点。グランプリに選ばれたチームには「やらまいか大賞」を授与し、副賞として商品化支援や研修機会などの成長につながる機会を提供する。
当日はファッションパフォーマンスやトークセッションなども企画。中学生、高校生を対象にした抽選会も行い、若い世代の来場を促す。
山田さんは「挑戦することが誇りになる社会を浜松から広げたい。今回参加しない高校の先生にも来場してもらい、来年の参加につなげたい」と意欲を示す。「将来的には浜松市の一つの甲子園と呼ばれるようなアワードに育てていきたい」とも。
開催時間は13時~17時。入場無料。