「ANCHOR(アンカー)」(浜松市中央区丸塚町、TEL 053-424-9080)が、NPO法人食生態学実践フォーラム(東京都)と共同開発した「SHOKUIKU(食育)ランチボックス」の販売を始めた。
生活雑貨の企画・販売を手がける「アンカー」が12月上旬から運営している「タベルニーお弁当箱専門店」のウェブサイトで販売するほか、店頭での一般販売も予定している。
「SHOKUIKUランチボックス」の正式名称は「『3・1・2弁当箱法』弁当箱」。「3・1・2弁当箱法」は食生態学実践フォーラムが提唱している食の理論で、主食・主菜・副菜を3:1:2の割合で弁当箱に詰めると、難しい栄養計算や専門知識がなくても理想的な栄養バランスが実現できるという。
「SHOKUIKUランチボックス」は弁当箱の底面に「3・1・2弁当箱法」の比率に合わせた目安線をデザインすることで、だれでも簡単に比率が分かるようにした。内山千加社長は約20年前にも同様の弁当箱の開発に携わったが、「3・1・2弁当箱法」の考え方が栄養学の世界で広く知られるようになったことから、あらためて商品化を目指したという。
同商品はプラスチック製で、男性向けを想定した900ミリリットル(約900キロカロリー)と女性向けを想定した600ミリリットル(約600キロカロリー)の2種類。いずれも上下2段で、下段に白米などの主食、上段に目安線に沿って主菜と副菜を1:2の割合で詰める。600ミリリットルはピンク、ミントグリーン、ベージュの3色、900ミリリットルはブルーグレーとニュートラルグレーの2色を用意する。
価格は、900ミリリットル=3,300円、600ミリリットル=2,970円。弁当箱と一緒に使えるスマホアプリ「チョイスごはん(主食、主菜、副菜の献立提案・食育コンテンツ)も1カ月無料で利用できる。
内山社長は「楽しく弁当を作りながら、健康的な食生活を過ごしていただければ」と話す。