浜松市出身の絵本作家、鈴木のりたけさんの世界観を体験してもらう「大ピンチ展!」が現在、遠鉄百貨店(浜松市中央区砂山町)で開かれている。
鈴木さんは浜松市中央区大人見町出身。会社員やグラフィックデザイナーを経て、2008年(平成20年)に絵本作家としてデビューした。これまで日本絵本賞読者賞や小学館児童出版文化賞を受賞。代表作「大ピンチずかん」シリーズはロングセラーになっている。
会場では、「みるピンチ!」「なるピンチ!」「かんがえるピンチ!」「とびこむピンチ!」など絵本に登場するさまざまなピンチを立体化。来場者が実際にそれぞれのピンチを体験することで一緒に面白がってもらう。
こぼれた牛乳に見立て、発砲スチロールを詰めたプールに飛び込んで自由に遊んでもらう「ぎゅうにゅうの大ピンチ!」や、巨大なステーキを巨大なナイフで切り分ける「ステーキの大ピンチ!」、木製の球を2本のレールの間に転がして落ちてきたところをミニバケツですくい上げる「あまもりの大ピンチ!」など、いずれのコーナーも大人から子どもまで楽しめるよう趣向を凝らしている。トイレに入ろうとすると先に鬼が入っている「トイレの大ピンチ!」、男の子の全身を襲うピンチの組み合わせ「ブロックの大ピンチ!」もある。
「ピンチは年齢に関係がない。どうせピンチから逃れられないなら、逆に(その状況を)肯定的にとらえたほうが幸せ」と鈴木さん。「浜松は周りに自然がいっぱいあって感性を培ってもらった。地元開催でもあり、1人でも多くの人に来場してもらえれば」と話す。
開催時間は10時~18時(最終日は16時まで)。入場料は、一般=1,200円、大学・高校生=1,000円、中・小学生=600円。4月7日まで。