浜松・元城の「ホテルコンコルド浜松」(浜松市中区元城)で6月15日、「ベストオブエコマイスターアワード2011」が開催された。
今回の表彰は、エコマイスターの認定制度の観点から1年間でどれだけCO2削減に効果があるかを集計し、トータルで最も効果を発揮した事業者が「ベストオブエコマイスター」として表彰された。
表彰結果は総合評価のベストオブエコマイスターに「ファミリー寿司割烹 まる」と「和食 えの本」が選ばれた。2位は「クロネコトイタリアン」となった。そのほかの各部門の受賞者は、廃油部門=1位「とりあえず吾平 袋井店」・2位「職人酒場GATEN 浜松砂山店」・3位「昭和食堂 有楽街店」、肥料部門=1位「まいどおおきに姫街道食堂」・2位「道とん堀 浜北店」・3位「モスバーガー 三島店」、エコアイテム部門=1位「石垣内科医院」・2位「職人酒場GATEN 向宿店」・3位「まっちゃん餃子」「日本食研」。
エコマイスター制度は、浜松で一般廃棄物の収集運搬業を営む「山本エコロジーサービス」(浜松市中区神田)が昨年1月から施行した制度で、ゴミをリサイクル活用してエコロジーな活動を行っている飲食店を対象に認定するもの。認定には星1~3つの3段階で、1つ目は廃油をバイオ燃料に利用していること、2つ目は生ゴミ処理機により有機肥料化していること、3つ目はゴミ袋やはしなどにリサイクル製品を活用していることの3項目に対して評価し、それぞれに星1つずつを付与している。
当初は認定店が20店だったが、1年半で90店舗までに広がった。
当日は1年間の活動内容や参加企業などを紹介する映像も流し、今後の当制度の活動予定などが報告された。会場には、一般公募で選ばれたイメージキャラクター「えこまいくまー」も駆け付けた。
山本エコロジーサービスの平川知行社長は「環境月間とされている6月に表彰式を開催した。しかし、環境月間といっても認知度が低い。当制度の活動を通して少しでも環境について考えてもらえたら。当制度自体も、えこまいくまーの活動と共に広げていきたい」と話す。