浜松のカレー店「スパイス・カフェ・ビージャ」(浜松市中区富塚町)で12月27日、浜松のカレー専門店5店が協同で開催している「浜松カレーラリー」のトークイベントが開催された。
イベントは2回開催され、各回定員の30人が参加。「豚肉」「浜納豆」「山椒(さんしょう)」「お茶」「ミカン」という地域特産品5品のうち数種類を必ず使用するというルールで作られた各店の「浜松カレー」に、司会を務めた「東京カリ~番長」水野仁輔さんが作ったものを加えた6種類の浜松カレーが参加者全員に振る舞われ、イベントは開始。参加者はそれぞれのカレーを食べ比べた。
当日は各店シェフが一堂に介し、浜松カレー制作の苦悩や店での販売状況を発表。中には「浜納豆や山椒を使っていると書いたらなかなか注文がなかったが、それをやめて『浜松カレー』とだけ書いてメニューに出したら注文が急増した」というエピソードも飛び出した。
参加者からは、浜松カレーに関する感想や、今後のカレーラリーの方向性についてさまざまな意見が寄せられ、最後は「カレー大好き!」の掛け声でイベントは終了した。
第1回カレーラリーは来年1月31日で終了するが、同11月11日からは第2回の開催も決まっている。スパイス・カフェ・ビージャの清川孝男さんは「今回のイベントでもそうだったように、カレーは料理の仕方で地域の食材を取り込んで活用できる料理。こうしたカレーを入口にして、地域の食文化に貢献したい」と話す。