浜松・田町のオープンスペースギャラリー「カギヤハウス」(浜松市中区田町)で現在、展覧会「バトコト展」が開催されている。
タイトルの「バトコト」はその場で起きた出来事を意味する造語。同展では、各地の団体がアーティストや建築家によって空きスペースをアートなどで活用している事例を紹介する。事例として、「CAAK」「kapo」(石川)、「アスパラガス」(茨城)、「ailpaca architects」(東京)、「LPACK」(神奈川)、「マチノバ」(浜松)、「森恭平」(佐賀)の7団体が参加。病院などのスペースを利用し、患者と医者の交流のきっかけを目的にした事例も紹介している。
会場には各団体の紹介とスペースの利用方法などをパネルで紹介し、各事例は写真を使って説明する。
空間構成担当の細井悠平さんは「来てくれた人に見てもらって何かを感じて、何かのきっかけになれば。自分たちが『何かできるかも』と感じてくれれば」と話す。
同スペース管理人のトモノカナコさんは「ほかの地域ではこうした展示を開いているが、浜松ではあまり開いていない。浜松は箱物が多く、衰退しているので、(こうした展示を契機に)浜松の文化が上がれば」と期待を寄せる。「街を動かしている人たちに来てくれるとうれしい」とも。
開場時間は11時~17時(日曜・祝日は19時まで)。10月3日まで。