浜松・三ヶ日に本店を構える老舗和菓子店「入河屋」（浜松市北区三ヶ日、TEL 053-525-0902）が創業126周年を記念して11月限定で販売している「長い長いナッツロール」が注目を集めている。

　1885（明治18）年創業の同店。本店のほか、豊橋と浜松駅前の遠鉄百貨店にも出店。11月は126周年を記念した「感謝祭」キャンペーンを本店と豊橋店でのみで展開している。

　地元の食材を使った商品も多く、三ヶ日ミカンを使った「三ヶ日みかん最中」（138円）や豊橋店のオープンをきっかけに発売した「次郎柿ゼリー」（290円）のほか、人気商品の「かりんとうみそまん」や「黒糖蒸しどら（クリ入り）」などを用意する。

　ナッツロールはふんわりとしたロール生地にバタークリームを巻き、ナッツをまぶしたロールケーキで、40年ほど前に4代目が洋菓子を始めたころからの不動の人気商品。「今回は遊び心と感謝の気持ちを込めて登場させた」という同品。長さ50センチ、重さ1.2キログラムのメガサイズ。価格は2,980円。11月限定で販売する。

　併せて、昨年の好評を受け特大サイズの「大きな大きな塩エクレア」（690円）も数量限定で販売。週ごとに指定商品を特別価格で販売するほか、粗品も用意する。期間中、1,000円購入ごとに抽選でペア宿泊券が当たる応募券を渡す企画も行う。

　5代目店主の松嵜善治郎さんは「明治18年の創業以来、126周年という長い間やってこられたのは、お客さまをはじめ多くの人に支えられてのこと。その感謝の気持ちをお菓子に込めて、皆さまに楽しんで、喜んでいただけたらと思い感謝祭を企画した」と話す。「今後とも、たくさんの人にご愛好いただける店にしていきたい」とも。

　本店の営業時間は8時～19時30分。キャンペーンは今月30日まで。