浜松・鴨江に12月4日、オーガニックショップ「オーガニック たま屋」(浜松市中区鴨江、TEL 053-459-0900)がオープンした。
オーガニックの食農を10年以上趣味として探究してきた社長の藤田良美さんは「浜松にはオーガニックを専門とした店がなかなかできなかったので、今回、自ら店を出すことにした」と話す。「環境・農業・食をコンセプトに、マーケットで流通しているものではない、自然のものを食べることで、自然と健康になっていけることを伝えていきたい」とオーガニックへの思いを語る。
藤田さんは20年間ほどグラフィックデザイナーとしても活躍し、店内も自分でデザイン。自然な色合いと白を基調としたスタイリッシュな雰囲気に仕上げた。
同店は自然栽培や有機栽培の食材にこだわりを持っていて、浜松で無肥料、無農薬栽培をしている「なつむし農園」の宮重総太大根や日本かぼちゃ、有機栽培のルッコラやパセリなどの野菜や東京などで知名度を上げている「ナチュラル・ハーモニー」の食材なども扱っている。野菜一つひとつに農薬、種、苗、肥料などの栽培方法を表示し、安全性を伝えることに気遣う。
このほか、マタニティとベビー用スキンケア「madonnna(マドンナ)」、ドイツのオーガニック化粧品「LOGONA(ロゴナ)」の化粧品などもそろえる。「成分をきちんとチェックして自然素材のものを選んでいる。石油由来の化学合成成分の化粧品などが合わなかった方にはぜひ試してもらえれば」
「栄養士をしていた方や自然食品を取り扱っていた方などがスタッフとしている。オーガニックは専門的な知識も必要となってくるので、自然食品で気になることがあれば質問にも答える。情報をきちんと伝えていける店でありたい」と藤田さん。「消費者の理想の店として、消費者と一緒に店を作っていきたい。仕入れてほしいものがあれば声を掛けてもらえれば」とも。
営業時間は10時~19時。