浜松・入野の家具・雑貨・アンティーク店「tous les jours(トレジュール)」(浜松市西区入野、TEL 053-581-7832)が2月4日、リニューアルオープンした。
色とりどりの椅子の前に立てかけられたイギリスから仕入れたという足場板
ナチュラルでアンティークなデザインの住宅を請け負う工務店「リホープスタイル」のアンテナショップとして、2009年にオープンした同店。コンセプトは「ずっと使い続けたいもの」。建物はもともとトタンの建物だった繊維工場の外装をそのまま利用した。「外観と店内の差も楽しめる、ちょっとした隠れ家のようなショップ」としてアンティーク好きの人に親しまれていた。
リニューアルにより、従来の販売に加え、インテリアのコーディネートにも力を入れる。内装も「家の中の部屋」のような空間に改装。コンクリートだった床の一部を木の床を張り替え、ソファなどを置き温かみのある空間を演出。「家具や雑貨を売るだけでなく、空間作りやインテリアが楽しくなるようなショップにした。使い捨てではない、ずっと使い続けたい空間も提案していきたい」と、インテリアクリエーターでショップスタッフの大髙美紀さんは話す。
食器やキッチンクロス、皮のソファ、家具ブランド「イームズ」の椅子、照明家具などのほか、スイッチや照明器具のレセップなどの部品を扱うほか、オーダーカーテンやオーダー家具も対応する。イギリスで150年ほど前の建物を壊した際のレンガ(200円)や足場板(2メートル=2,000~3,000円)などもそろえる。「今までは女性のお客さまも多かったが、足場板などを置くようになってからは男性のお客さまも増えた。古くて味のあるところに魅力を感じてもらえているのでは」
「他の店では取り扱っていないような空間やアイテムを取りそろえている。空間デザインに詳しいスタッフが多いので、コーディネートの相談にも乗れる」と大髙さん。「今後は、カフェなども展開していけたら」とも。
営業時間は10時~17時。木曜・金曜・第3土曜定休。