浜松・田町に7月1日、パーティー会場「ハワイアンダイニング＆ウエディング マハロ」（浜松市中区田町、TEL 053-415-9993）がオープンした。

　同じビルで創作料理店「棕櫚」とバー「ワルキューレ」を運営する角皆忠快さんと、ウエディングプロデュースを手掛ける「パーティー×パーティー」の鳥居克啓さん、婚礼衣装の貸し出しを行う「アクティブウェデイング　ジュノウ」の稲永弘隆さんの3人が同店を立ち上げた。お互いに「利用客が家族や友人に感謝を伝える機会をサポートする」という理念が一致したことから開店が決まり、店名もハワイ語で「ありがとう」という意味を持つ「マハロ」にした。企画は1年以上前からだが、3人の連携により着工から3カ月でオープンにこぎ着けた。

　コンセプトは「自由度の高いウエディングパーティーが開ける日常のリゾート」。内装はリゾートのイメージを出し、もともと3人が好きだった「ハワイ」をテーマにして落ち着いた色調の家具や観葉植物を配置した。角皆さんは「現地の一流ホテルを参考にした」と話す。店内奥には横幅3メートル50センチのスクリーンを設け、ハワイの自然やオリジナル映像を流して雰囲気作りに工夫した。「結婚式」「2次会」などシーンに合わせてほかのフロアの店と併用もできる。

　価格はドレスとタキシードの貸し出し、40人の立食パーティーが付いた基本プランで60万円。ドレスは「タレントデザインドレス」「ブランドドレス」など約500着の中から選ぶことができる。「2次会でドレスが着られることも強み」と稲永さん。

　料理は現地のレストランを回って研究するなどしてハワイアンテイストのメニューにこだわったという。プランは「700組の式をプロデュースした経験を生かし、新郎新婦の本当にやりたいこと実現できるように努力するので気軽に問い合わせてほしい」と鳥居さん。

　今後は「『ありがとう』が自然発生し、笑顔の集まる場所にしていきたい」と3人は話す。「祝賀会、慰労会などさまざまなパーティーに対応できることから新しいコミュニティースペースとなり、街中の活性化につなげていけたら」とも。

　営業時間は19時～23時。パーティーの予約がないときはレストランとして金曜・土曜のみ営業。