もなかの中にトリュフチョコ-老舗和菓子店のバレンタイン商品、人気に

トリュフチョコを入れた「最中トリュフ」

トリュフチョコを入れた「最中トリュフ」

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 浜松の老舗和菓子店「入河屋」(本店=浜松市北区三ヶ日町、TEL 053-525-0902)のバレンタイン商品「最中トリュフ」(160円)が、今年も人気を集めている。

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 同商品は、創業125年を迎える同店五代目の松嵜善治郎さんが3年前に開発。バレンタイン向けの商品として、「もなかを使って和菓子のもなかのイメージを覆すような何か面白い商品ができないか」と思案を重ね、和菓子の素材である「もなか」と洋菓子の素材である「チョコレート」の融合を思いつき、商品化にこぎ着けた。

 近江の羽二重餅(はぶたえもち)粉を使用し、さっくりと焼き上げたもなか種の中に、ベルギー産のクーベルチュールのトリュフチョコを挟む。今年は、使用するチョコレートをより厳選し、価格はそのままにして「味に磨きをかけた」という。

 1月16日から販売を始めた同商品は、1年目に比べて2割の売上増。今年はオンラインショップでの販売効果もあり、すでに昨年の2倍の売り上げを記録している。

 こうした状況を受け、松嵜さんは「これだけ多くの方に喜んでもらえるのは、職人として素直にうれしい。今後は、中に挟む素材のバリエーションなども増やすことで、バレンタインだけでなく通年商品としての取り扱いも検討したい」と話す。

 本店の営業時間は8時~19時30分。

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