浜松・舘山寺で現在、「遠州灘天然とらふぐまつり」が開かれている。主催は遠州灘ふぐ調理用加工協同組合とかんざんじ温泉観光協会(TEL 053-487-0152)。
今年で10回目を迎える同イベントは舘山寺温泉内の料理店と13軒の旅館が遠州灘天然トラフグをリーズナブルな価格で提供するイベント。遠州灘天然トラフグは遠州灘のはえ縄漁で捕れたトラフグのこと。「日本で流通しているトラフグのうち、天然トラフグは1割。その中の約40%が遠州灘で取れる」と同協会・専務理事の佐藤英年さん。「天然トラフグ専門の加工処理工場かあるのも浜松だけ」とも。
期間中、ひれ酒やてっさ(刺し身)、てっちり(鍋)、フグの空揚げ、フグの白子などを会席や御膳、フグづくしなどの形式で提供する。価格やメニューは店ごとに設定している。「価格は店によって異なるが、東京などの専門店の半額くらい」と佐藤さん。
「最近はは関東圏からお越しになるお客さまが多い。天然のトラフグをリーズナブルな価格で味わうことができるので、地元の方にも利用していただきたい」と佐藤さん。「今年で10年目になる『遠州灘天然とらふぐまつり』を今後も続け、地元浜松での認知度をもっと上げていければ」と今後の抱負を語る。
開催は来年2月28日まで。