浜松の中国茶専門店が改装-全商品試飲用にカフェスペース増設

ピンクの看板が目を引く外観

ピンクの看板が目を引く外観

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 浜松・中田町の中国茶専門店「花痩美(はなそうび)」(浜松市東区中田町、TEL 053-544-7117)が10月23日、リニューアルオープンした。

ナチュラルな雰囲気を出すカウンター席を設けた販売スペース

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 同店は2009年10月から自宅を改装した店舗で中国茶を中心にしたテークアウト専門店。一部の商品のみ試飲可能だったが、「購入前に全商品を試してもらえるようにしたい」との思いから改装に踏み切った。

 店舗面積は5坪から14坪に増床。前店舗で使っていた一室を全てカフェスペースにし、新たに隣室を改装して販売スペースとカウンター席を設けた。内装はあえて濃い色味は使わずに白を基調としたナチュラルで親しみやすい雰囲気に仕上げ、現地で買い付けた絵を飾ることで中国の文化も盛り込んだ。「グループで来店しても、ゆっくりとくつろいでもらえるようになった」と店長の徐佳楽(シュ ジャルー)さん。

 メーン商品の「工芸茶」はキンセンカやカーネーションなどの花と茶葉を実のような形に加工した茶で、熱湯を注ぐと花や茶葉が開く。「2杯目、3杯目をいれるごとに花の色が変わっていくので味はもちろん目で見ても楽しめる」と徐さん。商品は全て中国の国家資格「中級茶芸師」を持つ徐さんが試飲したもので、素材は日本の基準を満たしていることを前提に選ぶ。

 カフェのメニューは「イチゴ紅茶」(378円)、「工芸茶単品」(500円~)、「お茶菓子セット」(210円)など。店内では中国の少数民族から買い付けた「ポーチ」(1,500円)などの雑貨も扱う。

 「浜松では珍しい中国茶文化の魅力を、これからも多くの人に伝えていきたい」と徐さん。「今後は茶器専用の盆、『茶盤』を使って目の前で茶をいれるサービスや中国茶を使った料理を提供していく」とも。

 営業時間は9時30分~17時30分。月曜定休。

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