浜松駅バスターミナル内のモニュメント「伸びゆく浜松」(浜松市中区旭町)で2月9日~11日、プロジェクションマッピング「Double Box Tests」が行われる。
「伸びゆく浜松」は1984(昭和59)年に市政70周年と人口50万人突破を記念して作られたモニュメントで、ターミナル中央の吹き抜け部分に設けられている。高さは20メートル。
プロジェクションマッピングは建物や造形物にプロジェクターで映像を映し出し、立体的な表現を行う技術。昨年9月と12月に東京駅駅舎で行われ話題を呼んだ。
イベントではモニュメントの特性を生かして360度どこからでも映像と音楽を楽しめる仕組みを用意する。コーディネーターを務める山森達也さんは「一般的なプロジェクションマッピングは正面からのみ見られるものが多く、どこからでも見られるものは珍しいかと思う」と話す。
映像は浜松に関することをリサーチし、浜松在住の映像クリエーターAono_Yさんをメーンに静岡文化芸術大学と静岡大学の学生が新しい浜松の姿を映し出す映像を作った。音楽は浜松出身の作曲家・難波研さんが担当する。
山森さんは「アクトシティや遠鉄百貨店など高所から見るとまた違った雰囲気が楽しめるのではないか。いろいろな場所から映像と音楽を楽しんでほしい」と意気込みを話す。
開催時間は18時~21時。5分間の映像を15分おきに上映する。