浜松・住吉に2月11日、ギョーザ専門店「畑のぎょうざ」(浜松市中区住吉、TEL053-415-8180)がオープンした。
建設業「ヤマト」(高丘北1)の農業事業部が母体となって製造・販売する。同部署で生産するキャベツをメーンに使い、そのほかの食材は浜松産にこだわる。キャベツが生産できない7月~9月は店を一時的に休業する予定。
同店代表の武藤真樹夫さんは「同店をオープンするきっかけは、規格外野菜」話す。同部署では有機・減農薬野菜をメーンに生産するため、形がそろわない規格外野菜が一般の野菜より多い。味や質は問題ないが規格外野菜をなんとか商品として出したいという思いから同店のオープンにつながった。
野菜本来の甘みと香りを出すために低温乾燥で臭みを減らしたニンニクと肉は脂身の少ない赤身を使う。脂分を減らしつつもコクを出すために干しシイタケを使うなどして野菜がメーンのギョーザにこだわる。
店舗面積は約10坪。店内はほとんどが製造エリアで、販売用カウンターが設けられている。商品は「畑のぎょうざ」(15個500円)のほかに伊豆地方の田方郡函南町で作られている塩「昆布塩」(400円)を用意する。「現在は『畑のぎょうざ』のみ。新しい商品については思案中。ギョーザは塩で食べてほしいので伊豆の函南町で作られている昆布塩も販売している」と武藤さん。
武藤さんは「野菜を味わってほしいというコンセプトからギョーザを作った。私たちが作る野菜のおいしさを、ギョーザを通じて多くの人に味わってほしい。将来的には店舗で食べられるギョーザ専門店にもしたい」と話す。
営業時間は10時~19時。火曜定休。