株式会社ミスミグループ本社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大野龍隆)は2026年3月2日、大量注文でも納期調整や見積もりの待ち時間をゼロにする購買革新サービス「D-JIT(ディージット)」の提供をインドで始めます。黎明期にあるインドの製造業向けEC市場の規模は今後、数倍規模の拡大が予測されており、複数サプライヤーをつなぎ安定的に供給能力を高めるD-JITにより、ミスミがインドのものづくり産業をすそ野から支えます。
D-JITはミスミが商品を提供する地域で展開を拡大しています。これまで日本・韓国・タイ・台湾のアジア地域、欧州全域、米国・メキシコでサービスを提供しており、ご利用社数は累計10万社※1を超えました。少量多品種の短納期調達に強いミスミが、成長分野で高まる数量需要に対応した提供力も強化したことで、ものづくりプロセスにおける、必要な数量を揃えるために市場で探し回るという煩雑な調達業務の解消に貢献します。
D-JITサービスサイト(日本語):https://jp.misumi-ec.com/pr/d_jit/
※1 D-JITサービスをご利用いただいたミスミご登録企業数(2026年2月28日時点)

■インドにおけるサービス開始の背景
インドの製造業は、IT・サービス業が牽引する高成長の中で、電子機器、自動車、化学、医薬品分野などでも市場が拡大しており、製造装置・設備の組み立て企業のお客さまからの大量調達ニーズが増えています。一方で、直接交渉による商取引慣習が根強いインドではBtoBオンライン取引の割合は日米欧と比べて低く、黎明期にあります。しかし2030年には市場が2022年比で5倍になるとのシンクタンク調査※2もあり、ミスミを含むBtoB ECは拡大傾向にあります。さらに価格感応度も高いことから、当社のエコノミーシリーズ※3のD-JIT調達のポテンシャルは大きいと見込んでいます。
ミスミはこれまで、比較的少量の数量帯の機械部品(標準品)が求められる装置や製造設備向けに強みがあり商品を提供してきましたが、D-JITによって数百、数千単位の中大口の数量帯の提供も可能になります。D-JITは、グローバル700社超のサプライヤーをサイバー連携し、在庫情報を統合・可視化することで、MISUMI ECサイトで提供できる数量を大幅に向上させます。これにより、購買担当者が在庫のあるサプライヤーを探し回る手間や、MISUMI ECサイトで必要数量が揃わない事態が解消されます。
※2 Bessemer Venture Partners“The emergence of B2B marketplaces in India”
https://www.bvp.com/atlas/the-emergence-of-b2b-marketplaces-in-india
※3エコノミーシリーズとはミドルレンジ需要に応える、低コストでちょうどいい品質を追求した商品シリーズです。アジア圏で好評を得ており、商品ラインアップを拡大しています。
■サービス提供地域
インド
・ECサイト:https://in.misumi-ec.com/
■主な提供商品群
対象商品カテゴリは、ボルトやシャフトなど先行導入地域とほぼ同じです。

■D-JITとは
MISUMI ECサイトで、納期調整や見積もりの待ち時間をゼロにする購買プロセスDXサービスです。2024年4月、日本で本格展開しました。お客さまの注文方法はそのままに、グローバル700社超のサプライヤー在庫とミスミ生産キャパシティをリアルタイムで組み合わせることで、商品供給力が大幅に強化されました。在庫金額は従来比28倍の1兆4000億円※4。日本以外にも韓国、タイ、台湾、欧州、米国、メキシコで展開し、ご利用社数は10万社超。同サービスの革新性が評価され、2025年度IT賞(公益社団法人企業情報化協会(IT協会)主催)で最高賞である「IT最優秀賞(顧客価値・サービス革新)」、日本DX大賞2025(日本DX大賞実行委員会主催)で優秀賞、また第42回ロジスティクス大賞(公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会主催)で準大賞を受賞しました。
※4ミスミが基幹システムでサイバーネットワーク化した在庫の金額。実際の在庫量は増やすことなく、提供可能なバーチャル在庫として積算しています。

・D-JITを動画でもっと知るには、YouTube「ミスミ公式チャンネル」
D-JITの仕組みや提供価値をご紹介
https://www.youtube.com/watch?v=3FfMBZOHE7U
■ミスミの「デジタルモデルシフト」が拓く、ものづくりの未来
ミスミグループは、ITやAIといったデジタルテクノジーで、ものづくりプロセスを変革してきました。
2000年には業界に先駆けてインターネット注文サービスを開始し、部品選定から発注までをWebで完結させる仕組みを構築しました。そして、3DデータのみでAIが自動見積もりをする「meviy(メビー)」をはじめ、数々の革新的なサービスを展開、産業界の生産性向上に確かな変革をもたらしてきました。
ミスミグループは「デジタルモデルシフト」を成長戦略の核に据え、この度お客さまへ新たな価値提供として「得ミスミ・楽ミスミ」をご提案します。設計・調達プロセスのDX化で、設計・生産現場の生産性は飛躍的に向上し、最適な調達サービスを通じてコスト削減も同時に実現します。
お客さまが日々の煩雑な業務から解放され、より創造性の高い仕事に取り組めるようになる。ミスミは、これからも一人ひとりの「時」を価値あるものへと変え、ともに持続的な成長を創造していきます。
■ミスミとは
オートメーションの現場で必要とされる機械部品や、工具・消耗品などをグローバル32.3万社(2025年3月時点)に販売しています。製造機能を持つメーカーと他社ブランド品を販売する商社としての顔を併せ持つ、ユニークな事業モデルとそれを支える事業基盤により、「グローバル確実短納期」を実現し、お客さまの利便性向上に貢献しています。