川奈ホテル(所在地:静岡県伊東市川奈1459、総支配人:和田恵里)は、、イギリスに本部を置く世界的ホテルブランドグループ「スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド(TM)(Small Luxury Hotels of the World(TM)、以下SLH)に加盟いたします。
SLHは、独自のスタイルを持つ小規模なラグジュアリーホテルで構成されるホテルブランドグループとして 1992 年に発
足し、現在は世界 90 カ国以上、600 軒を超えるホテルが加盟。世界各地でユニークな旅の体験を求める旅行者に対し、
限定された客室数の中で個性的な体験と上質な独自のサービスを提供しています。 川奈ホテルは、1936年(昭和11年)に開業し、本年で89周年を迎える戦前に建てられたクラシックホテルです。英国に長く留学し、バロンと呼ばれた創設者大倉喜七郎のこだわりで、川奈ホテルは「イギリスの城」をテーマにつくられました。メインロビーの大きな暖炉の上に掲げられた鷲のエンブレム。館内随所に高価なイタリア製の大理石が装飾され、巨大なシャンデリアやさまざまなデザインの照明。あらゆる特注品の意匠が、大倉の情熱を今に伝えてくれます。
それだけでなく、絵画や美術品など現在でも文化財的な価値のある意匠が開業当時のまま継承され、川奈ホテルの優美な空間を創りだしています。
ホテルに付帯する大島コース(1928年開場)と富士コース(1936年開場)の二つの絶景シーサイドコースを有し、中でも富士コースは世界ゴルフ場100選にも毎回選出され、これまでにも数多くのプロトーナメントなどを開催してきた、ゴルファーなら誰もが一生に一度は行きたいコースとして憧れを抱くコースです。
川奈ホテル開業後、戦時中は日本軍、戦後はGHQに接収され、接収が解除されると、マリリン・モンローとジョー・ディマジオが新婚旅行で来訪され、昭和天皇や今上皇陛下、各国の国王や首脳クラスが訪れるなどたくさんの著名人に愛されてきました。アメリカの大富豪ロックフェラーも川奈に訪れた際にその美しい景観に惹かれ、ハワイの有名なリゾートホテルを造ったと言われています。
富士山、相模灘、東京湾、房総半島伊豆七島まで望めるこの美しい景観と、激動の昭和時代そのままを映してきたと言っていいほどの歴史背景やエピソード、創業者がこだわり尽くした美しい空間。そしてペブルビーチに匹敵すると言われるほどの美しい圧倒的なゴルフコース。それら全てを含めて、川奈ホテルは世界が憧れるクラシックゴルフリゾートです。
卓越した「ラグジュアリー」と「個性」により、期待を超える体験を提供するSLHへの加盟を機に、世界中のお客さまへ川奈ホテルならではの心が満たされる体験をお届けし、美しい日本の魅力を世界に発信してまいります。
富士山や相模灘を望む絶景
開業当時から変わらぬ第一ロビー
本館プレミアムツイン(テラス付)
温浴施設「ブリサマリナ」(男性浴室)
「スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド(Small Luxury Hotels of the World(TM))」概要
スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド(TM)は毎年、世界各国の 1000 を超えるホテルから加盟申請がある中、迎え入れられるホテルは約 5%であり、加盟後も定期的な覆面調査を行うことで SLH のブランド維持と世界中のお客さまの信頼を獲得しています。SLH クラブメンバーの約 46%が欧米圏のユーザーで構成されています。洗練された最先端のデザインホテルから壮大な 17 世紀の大邸宅、市街地内の聖地や遠く離れた島々、歴史あるカントリーハウス、牧歌的なリゾートまで、スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド(TM)は土地や文化の違いを求めるお客さまへ、世界中の型にはまらない個性的な高級ホテルでの滞在を提案しています。【Web サイト】 http://www.slh.com/
川奈ホテル・川奈ホテルゴルフコース概要
【川奈ホテル】
ヨーロッパのお城をイメージした川奈ホテル外観
大倉財閥二代目総帥である大倉喜七郎は、留学先の英国貴族たちが楽しむカントリーライフに憧れ、「いつしか自分も英国貴族のような城を持ちたい」という夢を持ち、その実現にふさわしい景勝地を川奈に見出しました。当初は荘園を作るつもりでしたが、土壌が牧草地に不向きだったこともあり、ゴルフコース建設へと変更。ゴルファーである友人の大谷光明の設計で1928年に「大島コース」を開業。1936年に宿泊施設として「川奈ホテル」と「富士コース」が同時に開業しました。ホテルは客室100室、3つのプール、5つのレストラン、天然芝のテニスコート、フィットネス、大中小の宴会場、温浴施設、エステ、45,000坪の庭園等を備え、登録有形文化財に登録され、戦前に建てられた9つのホテルによる日本クラシックホテルの会に加盟する、ラグジュアリーリゾートホテルです。
【川奈ホテルゴルフコースフ 富士コース】
※宿泊者専用、18Holes、Par72、6,701Yard、CA(キャディー)付き、徒歩プレー
富士山と相模灘を望む圧倒的な景観とスケールを誇る富士コース
富士コースは、1936年に川奈ホテルの開業と同時にオープンしました。設計は世界的なコース設計家であるイギリス人C.H.アリソン。当初は日本人設計家の赤星六郎氏によりコースは半ば完成していましたが、別のコースの設計で来日していたアリソンにアドバイスを依頼し、最終的には全面変更となり富士コースが完成しました。コースの特徴は、“アリソンバンカー”と呼ばれる深く手ごわいバンカーにあり、プレーヤーには高度なコースマネジメントが要求されます。また、海岸に面したリンクスコースであり、高麗芝特有のグリーン、自然の起伏を活かした地形、海風により日本でも有数の難コースと言われるようになりました。富士コースは、アリソンが設計した当時のコンディションを残すために現在でも厳しく管理され、毎年行われるプロトーナメントの舞台となり、米国ゴルフマガジン誌の世界ゴルフ場100選に毎
回選定されるなど、ゴルファーなら誰もが憧れるゴルフコースです。
【川奈ホテルゴルフコース大島コース】
※日帰りプレー可、18Holes、Par70、5,711Yard、ナビ付乗用カート、セルフプレー
美しい海と岸壁に打ち付ける波の音が間近に迫る大島コース
大島コースは1928年に開場し、現存している日本のゴルフ場では、12番目に古いゴルフ場になります。大島コースを設計したのは、「日本のゴルフの父」と称される大谷光明です。昭和初期に重機はなく、土を船で運搬し溶岩の上に砂を盛り、手作業にてコースは造成されました。大島コースの特徴は、自然をそのまま使用したコースレイアウトと各ホールそれぞれに付けられたユニークなニックネーム。これは当時の川奈ホテル社長が懇親のあった時の総理大臣等と相談して決めたとi言われています。日帰りでもプレーでき、GPSナビゲーション搭載のカートで、雨さえ降らなければフェアウェーへの乗り入れができ、セルフプレーでカジュアルなスタイルで、波の音を聞きながらリゾートゴルフを満喫できます。