株式会社ミスミグループ本社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大野龍隆)が提供する、間接材トータルコストダウンサービス「MISUMI floow(フロー)」が、自動車用プレス部品や空調機器などを手がける東プレ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:山本豊)岐阜事業所(岐阜県加茂郡)に導入されたことをお知らせします。

■ 概要
東プレ株式会社は、プレス技術を軸に自動車部品、定温物流関連製品、キーボード、空調機器といった製品群を製造・販売しています。岐阜事業所は空調機器製造の重要拠点で、布テープや耐切創手袋など多品種な消耗品の管理に課題を抱えていました。属人的な運用により、欠品・過剰在庫・緊急手配が慢性化し、特に市販品による代替品調達は品質保証リスクや心理的負担にもつながっていました。
こうした人に依存した在庫管理からの脱却を目指し、MISUMI floowを採用しました。自販機で必要な品を誰でもすぐ取り出せる環境を整え、注文・在庫管理・使用履歴の可視化と顔認証による利用者記録で、現場の“見えない業務”を仕組み化し、欠品や過剰在庫のリスクを排除。これにより代替品調達などの緊急対応から解放され、現場が本来の業務に集中できる環境を実現しました。

■ 東プレにおける「MISUMI floow」導入の効果
不定期で発生する調達・管理業務を仕組み化し、管理者・現場の手間を軽減
導入前は、属人的な発注や棚卸、現場からの持ち出し連絡対応など、手間のかかる業務が不定期に発生していました。特に発注は1日に5回以上発生することもあり、管理者の負担が大きい状況でした。導入後は自販機による自動補充で、棚卸や注文・納品作業が不要に。さらに、必要な品を選ぶと自販機の取り出し口が光る仕組みで探す手間もゼロになり、受け渡しの負担を解消しました。
緊急時や品質保証リスクによる精神的負担を解消
従来は欠品時に緊急手配を行い納期に間に合うかなど、時間的負担と心理的負担の双方が課題でした。導入後は在庫数が管理データに自動反映され、確認や集計作業が不要に。緊急対応や不測の調達から解放され、時間効率、心理的安全性が大幅に改善しました。
セキュリティ面も担保できる在庫・利用データの可視化
自販機は顔認証で使用者を記録し、注文・在庫管理・個人別の使用履歴を可視化。透明性を確保し、異常値の早期発見や棚割改善、対象品目拡大など、現場に即した運用を可能にしました。
■ 東プレの評価
岐阜営業所 製造課 課長 佐橋 佳法 様
MISUMI floowは、仕組みとしての信頼性とコスト根拠が明確だったことで会社向けの説明が容易でした。導入後、社長が岐阜事業所を視察した際には、自販機を確認し『これいいね』とコメントがあり、現場の実感と経営層の理解が一致したことは大きな成果です。今後は対象品目を広げ、工数をさらに削減し、自販機に適さないアイテムも同様の管理体制を整えたいと考えています。」
岐阜営業所 製造課 係長 杉山 仙明 様
「導入の最大の決め手は、管理者の手間を根本から減らすことができることでした。従来は手動で行っていた発注業務や在庫管理が仕組みとして自動化されたのは非常にありがたいです。今後は使用履歴データを活用し、在庫と使用実態のギャップをなくし、異常値の早期発見なども可能になると感じています。将来的には、自販機での消耗品管理を当たり前にして、現場が在庫や発注を気にせず作業できる環境を整えたいです。」
■ 導入事例
https://jp.misumi-ec.com/service/floow/case/topre/
■ 間接材トータルコストダウンサービス「MISUMI floow(フロー)」
「MISUMI floow」はデジタル革新により、顧客の需要データに基づいた最適なチャネルでの商品提供を可能とし、工場における間接材調達の整流化を実現するトータルコストダウンサービスです。調達担当者の発注の手間を省き、在庫量を可視化することで、調達時間を7割削減し、適切な在庫管理を実現します。お客さまが高頻度で使用する消耗品は工場常設の自販機までミスミが納品を行う、製造現場における“富山の置き薬”です。自販機内の在庫はミスミ資産となるので過剰在庫を抱えることはありません。さらに、自販機から取り出す際は顔認証やIDパスが必要になるため、使い過ぎを防ぎ、社員のコストに対する意識改革にもつながります。同サービスの取り組みが評価され、2025年度にはグッドデザイン賞、IT賞でIT最優秀賞(顧客価値・サービス革新部門)、日本DX大賞では奨励賞(SX部門)を受賞しました。
MISUMI floowサービスサイト インフォメーション:https://jp.misumi-ec.com/service/floow/
お客さまの声:https://jp.misumi-ec.com/service/floow/#anc_case

■ ミスミの「デジタルモデルシフト」が拓く、ものづくりの未来
ミスミグループは、デジタル技術の力で、ものづくりプロセスのあり方そのものを変革してきました。
2000年には業界に先駆けてインターネット注文サービスを開始し、部品選定から発注までをWebで完結させる仕組みを構築しました。そして、3DデータのみでAIが自動見積もりをする「meviy(メビー)」をはじめ、数々の革新的なサービスを展開、産業界の生産性向上に確かな変革をもたらしてきました。
ミスミグループは、「デジタルモデルシフト」を成長戦略の核に据え、この度お客さまへ新たな価値提供として「得ミスミ・楽ミスミ」をご提案します。設計・調達プロセスのDX化で、設計・生産現場の生産性は飛躍的に向上し、最適な調達サービスを通じてコスト削減も同時に実現します。
お客さまが日々の煩雑な業務から解放され、より創造性の高い仕事に取り組めるようになる。
ミスミは、これからも一人ひとりの「時」を価値あるものへと変え、ともに持続的な成長を創造していきます。
■ ミスミとは
ものづくりの現場で必要とされる機械部品や、工具・消耗品などをグローバル32.3万社(2025年3月時点)に販売しています。製造機能を持つメーカーと他社ブランド品を販売する商社としての顔を併せ持つ、ユニークな事業モデルとそれを支える事業基盤により、「グローバル確実短納期」を実現し、お客さまの利便性向上に貢献しています。