浜松駅に現在、浜松のゆるキャラ「出世大名家康くん」をモチーフとした「金の家康くん像」が設置されている。
浜松市では徳川家康が浜松から出世していった歴史や産業が発展していった背景から、浜松を出世のパワースポットとしてPRしていく「出世旅プロジェクト」を行っている。その企画のシンボルとして、昨年の「ゆるキャラグランプリ2013」で準優勝し全国的にも認知度を高めた家康くんの像を制作し、駅に設置することになった。
像は新幹線の改札口正面に位置する「浜松市観光インフォメーションセンター」の前に設置されている。制作は「静岡文化芸術大学」(中区中央)に依頼し、学生と教授が共同で作り完成させた。大きさは約60センチメートルで、土台を入れると150センチメートルほどの高さ。金色の家康くんが「出世大名家康くん」という襷(たすき)をかけ、堂々と立っているデザイン。土台には「貴名受け」が置かれ、名刺を入れると家康くんの声で「出世せよ」と音が出る仕組みになっている。像には触れることもでき、「ちょんまげに触れることで出世運がアップする」とも。
8月5日から設置されており、本年度中の展示は確定している。ビジネスマンから子どもまで幅広い年代の人々が見に来て、触ったり写真を撮ったりしているという。「ぜひ浜松に来ていただき、歴史や産業の素晴らしさを感じながら巡る『出世旅』を楽しんでいただきたいのじゃ」と家康くん。
展示時間は10時~19時。