浜松・本沢合に9月29日、国産ワインがメーンのバル「バッビーノ」(浜松市浜北区本沢合、TEL 053-545-7245)がオープンした。
オーナーの鈴木雄二さん夫婦の共通の楽しみは「ワイン」。2人は旅行の度に、ワイナリーがあれば訪問し、時にはワイナリー見学を目的に旅行に行くこともある。30年の会社勤め期間中に、長野や神戸、北海道など全国50カ所以上のワイナリーを訪問。今回、「国産ワインが海外産ワインに劣らない質を持ちながらもリーズナブルに楽しめること」を伝えたいという思いから、同店の開店にこぎ着けた。
店舗面積は約20坪。席数はカウンター7席、テーブル20席の計27席。店内は、手作りのカウンターや棚、たるを土台にしたテーブルなど、手作りだからこそ出せるアットホームな空間に仕上げた。
メニューは、ホウレン草やじゃがいもが入ったスペイン風卵焼き「スペインオムレツ」(400円)やワインとの相性を考え、はちみつを添えたカマンベールチーズやレッドチェダーチーズなど、4種類を盛り合わせた「おつまみチーズ」(500円)、広島産のカキを使用した辛口のワインで楽しめる「牡蠣のガーリックオリーブ焼き」(700円)など、「ワインと一緒に楽しめる」をコンセプトに提供。夫婦で長年ワインを楽しんできた経験からメニューを選定したという。「最近では、和食にも合う甲州ぶどうを使ったワインもあり、楽しみの幅が広がっている。国産ワインならではの楽しみ方を提案したい」と鈴木さん。
ワインメニューは、神戸ワイナリーの「神戸ワイン セレクト」(ハーフボトル=1,500円、フルボトル=2,500円)や勝沼産甲州種を100%使用し、専門家らを招いた厳正な審査会に合格したワインのみが使用を許されるオリジナルの勝沼ワインボトルに詰められた「錦城(きんじょう)ワイン ブロケード勝沼」(フルボトル=3,500円)、果実やスパイスで味付けをした冬限定メニュー「ホットワイン」(600円)など、22種類を用意。海外のワインは、その国でもっともメジャーなブドウの品種を使っているものの中から、リーズナブルに提供できるものを17種類用意している。
「夫婦でやっているアットホームな空間なので気軽に来てほしい」と鈴木さん。「若い人からお年を召した方、男性女性問わず集まる店になれば」とも。
営業時間は17時~23時。火曜定休。