浜松の浜名湖ガーデンパークで11月2日、「浜名湖うなぎまつり」が開催される。

　ウナギを使って地域活性化を図ろうと始まった同イベントは今回で14回目。回を重ねるごとに多くの人数を集めるイベントとなり、前回は1万6千人が来場した。「イベント内容が評価され、多くの人が集まるイベントになった。今回は2万人を目指す」と担当者の山田利明さん。当日は、蒲焼発祥の地であるさいたま市の「浦和うなぎまつり委員会」がイベントを盛り上げるために協力に駆け付ける。「ウナギの養殖発祥の地である浜松市とさいたま市は、業界のパイオニアとしてそれぞれに協力関係にあり、お互いのイベントでも協力しあう仲」と山田さん。

　会場には、浜松のウナギ店31店が出店。前回は販売開始から30分で売り切れてしまった「ウナギ弁当販売会」は、2倍の1,000食を地元うなぎ店と浦和うなぎまつり委員会が共同で用意。1食1,200円で販売されるウナギ弁当は、同委員会補助があるからできる価格のため特に人気があるという。

　ほかにも、100匹のウナギを巻きずしにする「長さ50メートルに挑戦！長巻きずし」（先着80人限定）のイベントや、小学生以下の児童を対象に捕まえたウナギを白焼きにしてもらえる「ウナギのつかみどり！」など来場者参加型のイベントも開催する。「どのイベントも例年、かなり早い段階で埋まってしまう。長巻きずしは10時から整理券を配布するが、30分前から列ができ始める」と山田さん。各イベントの参加可能人数や時間などの詳細はホームページから確認できる。

　ステージでは、浜松のご当地アイドルグループ「ミラクル」や「H&A」のコンサートや、よさこいグループのショーなどを開催。今回は特に地域活性を意識して地元グループにこだわり、出場者を選んだという。

　「ウナギまつりを通じ地域活性につながれば」と山田さん。「ウナギを使い静岡県内外問わず多くの人をもてなすことができれば」とも。

　開催時間は9時30分～15時30分。雨天決行。