浜松・中央の製菓メーカー「三立製菓」(浜松市中区中央、TEL 053-453-3111)が1月21日、「まるかじり チョコバット」の販売を始めた。
以前から、極太のチョコバット開発を考えていたという同社。「チョコバットを恵方巻きに見立て、子どもと楽しみながら食べている」という購入客や仲買業者の声をきっかけに開発し、丸かじり感の出るサイズと方角がプリントされたパッケージを採用し、昨年から販売を始めた。
長さは通常の物と同じだが、太くすることで標準重量は通常のチョコバット(約17グラム)と比べて約3倍のとなる42.5グラムとなっている。昨年はSNSやブログなどで多くの人に取り上げられ高い評価を得たことから、今年は2倍の約5万本を用意する。期間限定商品のため出荷本数のみの販売となる。
開発担当の房前匠太さんは「太くすることが思った以上に難しかった」と話す。普通のチョコバットをただ太くしただけではパサパサとした食感が増してしまい、チョコレートの量も物足りない商品となってしまう。そのため、生地に含む水分量とコーティングするチョコレートの量を増やすことで改善した。さらに今年は生地にカカオを練り込むことで、よりチョコレート感がアップした商品になっているという。
「今年の恵方は西南西。恵方に向かって同商品を丸かじりして楽しんでほしい」と房前さん。「特に、カカオを練りこんだ生地に注目して味わってもらえた」とも。
価格は1本108円。全国のサークルKサンクスで販売する。