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浜松が舞台の映画「のれそれ」公開 売れないバンドマンのストーリー

撮影時の様子

撮影時の様子

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 浜松で撮影が行われた映画「のれそれ」が現在、「シネマイーラ」(浜松市中区田町、TEL 053-489-5539)で公開されている。

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 同作品は、東京を拠点に活動する売れないバンドがデビューのきっかけをつかみに浜松でのライブに臨むストーリー。エグゼグティブプロデューサーを務める袴田光さんは浜松出身で、以前から地元を舞台にした映画を作りたいと考えていた。今回、バンドマンの物語を製作すると決まったことから、楽器産業でも有名な浜松でのロケを提案した。

 浜松では、昨年12月中旬から約2週間かけて撮影。ロケ地となったのは舘山寺のロープウエーや旅館、中田島砂丘や浜名湖競艇場など。「限られた期間での撮影だったため夜遅くまで続いたりと大変なこともあったが、地元の方々が差し入れをしてくれたり、宿泊先を提供してくれたりと支えてくださり、無事撮り終えることができた」と袴田さん。

 役者はカンヌ国際映画祭監督賞を受賞した「バベル」に出演した末松暢茂(のぶしげ)さんやキアヌ・リーブス主演「47RONIN(フォーティーセブン・ローニン)」に出演した曽我部洋士さん、浜松市出身で映画や舞台で活動している中村有さんらの若手俳優が出演。袴田さんも役者として出演する。

 浜松の公開に先駆けPR活動も行った。撮影場所にもなった浜名湖競艇場では競艇選手と共にトークショーを行ったり、ソラモのイベントにも参加したりした。静岡文化芸術大学で行ったトークショーでは、袴田さんらが学生の悩みを聞く場面もあったという。

 「浜松の映画文化に良い影響を与えられたら」と袴田さん。「良い作品ができたと思うので多くの方に足を運んでいただきたい」とも。

 シネマイーラでの上映は12月25日まで。

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