浜松・東三方の土木・造園業を営む「桜興業」(浜松市北区東三方)が12月15日、立体的なミニチュアガーデンの販売を始めた。
製造・販売責任者の門田高子さんは、もともと専業主婦。同社で扱う造園が身近にあることから、植物や土いじりに興味を持つようになった。そうした時に、壊れた鉢を組み合わせ立体的なミニチュアガーデンを作る「ブロークン・ポット・プロジェクト」が海外で盛んであること知り挑戦。販売する水準まで達したことから販売にこぎ着けた。
商品は、ブロークン・ポット・プロジェクトとは異なり自ら鉢を加工する。割れた鉢を集めることが難しいことと、鉢を加工することで意図的にデザインを組める利点を考えてのことだという。
植え込む植物は、多肉植物やビオラやシクラメンなどの寿命が長めの花など。季節や鉢の形状に応じて植物の種類を選定するという。植え込みが完了した後に、ミニチュアのはしごや人形などをレイアウトし完成となる。現在は門田さんひとりで制作しているため1日最大2鉢が限界だという。同社で完成品を見ることができ、気に入ればその場で購入もできるほか、オーダーメードも受け付けている。「庭が無い家やマンションにお住まいの方にぜひお薦めしたい。植物の癒やし効果はとても高い」と門田さん。価格は7,000円(税別)からで市内発送は無料。
「気軽に購入できる小さいサイズの商品開発も考えている」と門田さん。「この商品で多くの人を癒やせるようになれれば」とも。
営業時間は9時~17時。日曜定休。来店時には事前連絡が必要。詳しくはホームページで確認できる。