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浜松に朝7時から営業の濃厚豚骨ラーメン店 自らの理想のラーメンを追求し開業

店舗外観

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 浜松・上島に4月1日、ラーメン店「豚鬼(とんき)」(浜松市中区上島)がオープンした。

大量の豚骨を使い10時間煮込み完成する濃厚豚骨ラーメン

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 店主の西塚猛さんは、東京や浜松のラーメン店で約8年修業した後、最も好きな濃厚な豚骨ラーメンを提供する店を立ち上げたいと考えたが、それまでの修業先では濃厚な豚骨ラーメンを出す店での修業経験がなかったため、独学でスープ作りから開始。自らの理想のラーメンが完成したため、理想の物件を探しオープンにこぎ着けた。

 店舗面積は10坪。席数はカウンターのみの9席。スープ取りの際に、臭みを出さないようにすることで、店内に豚骨ラーメン店特有の臭いがこもらないように配慮している。営業時間を7時~2時に設定しているのは、近隣の住民にできるだけ豚骨の臭いで迷惑をかけないためだという。

 メニューは、大量の豚骨を約10時間煮込んで完成する「濃厚豚骨」(800円)や、煮干しのうま味と香りを出しながら苦味を抑えた「煮干しラーメン」(750円)、濃厚豚骨スープと煮干しスープを合わせた「和風豚骨」(800円)など。

豚骨ラーメンのスープに使う豚骨は、一般的な豚骨ラーメン店が使う量の1.5倍~2倍程度を使い、香味野菜をほとんど使わずに約10時間煮込み完成する。豚骨を多く使うことで濃厚なスープを取ることができる代わりに、焦げやすく、臭みが出やすくなるデメリットが発生するが、手間と調理技術でカバーしているという。「背脂を浮かべるタイプの豚骨ラーメンと異なり、濃厚だがクドくない、食後に胃がもたれないラーメン」と西塚さん。麺は、濃厚豚骨ラーメンには濃厚なスープを受け止めることができる太麺を、煮干しラーメンには、煮干しの風味をより楽しめる細麺を用意する。

 「自分がおいしいと思うラーメンを提供しているが、お客さまの好きな味にも近づけていきたい。日々勉強を怠らず、よりおいしいラーメンを生み出せたら」と西塚さん。「来ていただいているという、お客さまへの感謝の気持ちを忘れずより良い接客にも力をいれたい」とも。

 営業時間は7時~14時(4月10日までは10時)。木曜定休。

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