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浜松で高校生対象のビジネスアイデアコンテスト よいアイデアは事業化も

募集を呼び掛ける青年部メンバー

募集を呼び掛ける青年部メンバー

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 浜松で10月8日、高校生対象の「はままつ高校生ビジネスアイディアコンテスト」が行われる。主催は浜松商工会議所青年部(TEL 053-452-1113)。

高校生に趣旨を説明するスタッフ

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 毎年単年度事業で対外的に魅力を発信し、地域の活性化に寄与する同団体。昨年30周年を迎え、地域とつながるということをテーマに綱引きイベントを開催。当日は雨にもかかわらず多くの来場者を迎えた。本年度は「浜松未来プロジェクト~ものづくりの街浜松で働きたくなる日~」と題し、ものづくりをテーマに小学校4~6年生を対象とした「ものづくり職業体験」と高校生を対象とした「はままつ高校生ビジネスアイディアコンテスト」を開催する。

 浜松市に対し、毎年政策提言を行っている同団体。昨年は「ちいき。げんき。人づくり」というタイトルで「人づくりをすることが地域の活性化につながる」と提言。その中に大学生を対象としたビジネスプランコンテストを入れていたが、近年の浜松におけるUターンやIターン就職率の低さから、高校生の段階で浜松に興味を持ってもらうために広くビジネスアイデアを募集する形にした。

 現在、専用ホームページに応募用紙を用意し、郵送もしくはメールで応募を受け付けている。対象は市内在住もしくは市内の高校に通う高校生。個人もしくはグループでの応募が可能で、応募期限は9月16日。1次審査通過者は10月8日の最終審査でプレゼンテーションを行う。プレゼンテーション前には同団体メンバーがフォロー体制を整えているという。最優秀賞には3万円分の図書券が贈呈されるほか、青年部会員企業が事業化への手助けも行う。

 伝統産業、防災、未来と3つの部門でアイデアを募集する同コンテスト。事業委員会委員長の大久保貴通さんは「浜松はものづくりの街として発展してきた経緯がある。浜松の過去を象徴する伝統産業、現状の課題である防災、そしてこれからの未来と、過去から現在、そして未来へと続く流れの中でものづくりをテーマに高校生の柔軟な発想で応募してもらいたい」と呼び掛ける。

 募集についての質問や相談は電話およびメールで随時受け付けるほか、8月24日と9月11日にクリエート浜松(中区早馬)で説明会を開く。開催時間は9時30分~11時30分。「敷居が高く感じるかもしれないが、説明会に参加してくれればアイデアを考えるヒントや手助けするので、多くの高校生に参加してほしい」と大久保さん。

 青年部会長の伊藤友輔さんは「起業家精神を育むとともに、地域の産業を知ってもらうのが目的。地方都市では人口減少と人材流出が深刻な問題。青年部としても対策に向けた調査、研究を進めている中での開催となる。コンテストを通じて一人でも多くのUターンにつなげたい」と期待を込める。「地域特性や実現性もあるが、実は自由な発想が楽しみ。難しく考えず地域の皆さんがわくわくするような夢と若さあふれるビジネスアイデアを期待している」とも。

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