浜松・佐藤に4月26日、ハンドメード雑貨店「くすくすまむ（浜松市中区佐藤、TEL 053-545-4080）」がオープンした。

弁当セットやバーガーセットなどセット商品もそろえる

　子どもができるまでは手芸が苦手だった店主の伊藤悦子さん。子どものためのエプロン作りやおもちゃ作りをきっかけに手芸が好きになったという。コットンや粘土などを使いハンドメード雑貨を制作。15年前からフェルト生地に絞って作った作品を、各地のイベントに出店してきた。イベント出店は一人で準備から片づけまですることが大変だったという。活動を続けていくにあたり店を構え、改めて「本当に子どもが遊んでいて楽しいもの、喜んでくれるものを作ろう」と決意。自宅から近く、交通の便のいい同所でオープンにこぎ着けた。

　店舗面積は約11坪。店内にはフェルト生地で作った野菜やパンなどのままごとに使える食べ物や、ケーキやアイスなどのスイーツなどさまざまなフェルト玩具が並ぶ。店内にはキッズスペースも用意し、同店の商品を実際に手に取って遊ぶこともできる。

　食べ物やスイーツなどのままごと商品は、それぞれ単品で販売するほか、「おにぎり弁当」や「のりまき弁当」（以上1,600円）などの弁当セットも用意。「バーガーセット」（2,900円）や「ピザセット」（4,200円）、「おすしセット」（2,700円）などもそろえる。バーガーやピザはそれぞれ具材ごとに分けることができ、すしもネタとシャリ、わさびなどの組み合わせを自分で決めて作っても楽しめる。パンはパン店に並べたようなディスプレー方法を取り、弁当セットは紙箱やプラスチックなど中身に合わせて箱を変え、実際に提供されているようなビジュアルにこだわる。

　「フェルト生地は色が鮮やかでカットして縫うことが楽しい。短時間でできるメリットもあり、肌触りがよく温もりがある作品に仕上がる」と伊藤さん。

　ほかにも人や動物の顔の部分ごとに別れたフェルト生地を組み合わせて作る知育玩具も取り扱う。今後はさらに知育玩具にも力を入れていき、手作りパズルなど品数も増やしていくという。

　「フェルト生地は柔らかくぬくもりがあり、安心して遊べる。出産祝いや誕生日プレゼントなどにも喜ばれるはず」と伊藤さん。「こういうものを作ってほしいという要望やサイズの変更などにも応えていきたい。子どもによって好みは違うので実際に触って試してもらえたら」とも。

　営業時間は10時30分～17時30分。月曜定休。