浜松・鍛冶町のプロフェッショナル用サングラスを中心に扱う「アイウェアショップ AZ」(浜松市中区鍛冶町、TEL 053-413-2929)は3月1日、浜松まつり凧(たこ)揚げ用サングラス「JAPAN EYE WARE AZ イノベーター カイト」の販売を始めた。
同店はこれまでもイタリアのサングラスブランド「ZEROrh +」やアメリカのサングラスブランド「SPY」、「アディダス」の別注グラスを販売。自転車やマラソンなどのスポーツ向けのサングラスを中心に扱ってきた。
毎年ゴールデンウイークに行われる「浜松まつり」の一環で、遠州灘海浜公園で行われる凧揚げ合戦で使うことを想定して開発した。凧揚げ合戦とは市内の町ごとにそれぞれ固有の町紋が描かれた6~10畳ほどの大凧を揚げ、凧糸同士を絡ませ相手の糸を切り合う行事。
社長の内山淳さんは「構想は7年ほど前からあった。1年前に自社ブランド『JAPAN EYE WARE AZ』を立ち上げオリジナルの商品を作るようになってから理想のものが作れる条件がそろった。浜松まつりは激しい祭りなので、眼鏡を外し、片手で眼鏡を守りながら参加すると聞いた。凧を揚げる環境を考えると健康に悪いことも多い。激しい練りの中で人が眼鏡を守るのではなく、目を守るサングラスを作れないかと思っていた」と振り返る。
同商品はフレーム、レンズ共に完全日本製で独自開発。フレームは同社オリジナルブランドのモデル「イノベーター」のフレームを使用。フレーム形状は日本人成人男性用に合わせた設計で、バイクの風の巻き込みを防ぐ設計が練りの時にほこりから目を守る。レンズは国内のレンズメーカーと開発した。凧を見上げる時に太陽のまぶしさを軽減しつつ、凧糸が見やすいカラーとして「カイトブラウン」を独自開発した。レンズ透過率は5%。一般に最も暗いレンズよりもさらに暗いもので、紫外線も99.9%カットする。
「独自開発したレンズは他にない透過率で紫外線から目を守る。フレームもゴーグルに近く、覆うような形なので粉じんの問題も解決した。日本人に合わせた形状はフィット感も良いので、眼鏡を気にすることなく、より快適に祭りを楽しむことができるのでは」と内山さん。
価格は8,925円。販売数は限定100本。「加茂江屋」(千歳町)、「カワイ衣料」(鍛冶町)、「すみたや」(板屋町)、「凧人」(田町)、「アイウェアプロショップAZ」「天竜堂」各店舗で販売する。