アディダス別注・自転車用サングラス-浜松の眼鏡店が販売開始

光が当たると色が変わる「アディダス ガゼルAZLTD」(変色後)

光が当たると色が変わる「アディダス ガゼルAZLTD」(変色後)

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 プロフェッショナル用サングラスを中心に扱う浜松の「アイウェアショップ AZ」(浜松市中区鍛治町、TEL 053-413-2929)は4月20日より、サングラス「アディダス ガゼルAZLTD」の販売を始めた。

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 同商品は200本限定の自転車用サングラス。同店はこれまでにもイタリアのサングラスブランド「ZEROrh+」やアメリカのサングラスブランド「SPY」の別注グラスを販売。そうした実績が認められ、2年ほど前に「アディダス」から打診があったという。しかし、その段階では次のコラボモデルが決定していたため、いったん保留に。昨年6月ごろから同商品の開発に取り組んだ。価格は2万2,680円。

 「欧米ブランドの自転車用サングラスは、欧米人の顔にフィットするようにできているため、日本人の顔の形にはフィットしにくい」と社長の内山淳さん。そのため、アディダスのサングラスモデルの中でも最も日本人にフィットするモデルの「ガゼル」をドイツから取り寄せ、それに合うレンズの開発を同店が行った。

 レンズの開発は福井県内の工場に依頼。何度も試作を重ね、実際に内山さんが試着をしてかけ心地を確認。さらに、同店利用客にもサンプル商品をかけてもらい、改良を加えることで完成品が出来上がった。

 同商品には、同店が日本のシェアの半分を扱っている「NXT調光レンズ」を使用。通常時は薄いレンズ色で、光が当たると濃く変色するため、昼夜同じサングラスを使用できるのが特徴。同レンズは米国陸軍が開発した防弾プロテクターに使用される素材で作られているため、現時点では世界最高の強度だという。傷もつきにくく軽い。今回は、レンズだけの販売(1万2,600円)も行う。

 そのほか、自転車に前傾で乗った時に風がフレームと顔とのすき間から入りにくくするため、テンプル部分での角度が3段階で調整できるなど、ユーザーの利便性を追及した商品を目指した。

 内山さんは「欧米のブランドのサングラスは日本人には合わないことが多い。そのため、今後は利用客との距離をもっと縮め、自社ブランド『JAPAN EYE WARE AZ』では、日本人に合わせた商品開発を積極的に行っていきたい」と意欲をみせる。

 同店は現在、ともに商品開発に取り組めるパートナーも探している。「やりとりを密に行える地元企業があれば一緒に開発を行い、浜松発の商品をどんどん外に向けて発信したい」とも。

 営業時間は10時~20時。

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