浜松商工会議所(浜松市中区東伊場2)で12月6日、「浜松ホームページコンテスト」の表彰式が行われた。
「浜松地域における企業ホームページの質的向上を促進」「IT先進事例の発掘」を目的に実施する同コンテストは今年で7回目。4部門合わせて139件の応募が寄せられた。経営性を重視した浜松商工会議所会頭賞は「着付けスタジオ華」(南区)、地域性を重視した浜松市長賞は「篭定釣具店」(中区)が、それぞれ受賞した。
表彰式終了後、受賞者によるパネルディスカッションが開かれた。各入賞者が自社のホームページへの思いを語った。会頭賞を受賞した「着付けスタジオ華」の石津千里さんは「写真を多く掲載しているが、全てモデルではなく実際のお客さまという点にこだわっている。ホームページの活動について貪欲にやってきたのがこの結果につながったのでは」と話す。
司会とコンテストの審査委員も努めた和田喜充さんは「いいホームページにしたいという情熱が見ていて伝わってくる。それがいいサイトを生み出している」と評価した。「最近はホームページ運営に利用できるさまざまなツールが多く出ている。そうしたものをうまく組み合わせてより良いものができれば」とも。
同コンテスト開催に合わせ、主催する会議所のホームページも7年ぶりにリニューアルされた。以前と比べシンプルなデザインにし、ユーザーがアクセスや検索しやすいようメニュー構成も見直した。開発したのは浜松市内のホームページ制作業者のルーパス(中区和合町)。
運営を担当する同会議所の松山君洋さんは「これまで情報が整理されておらず、われわれが見ても分かりづらい点が多かった。リニューアルを機に、われわれの行っているさまざまな事業を知ってもらい、地元の皆さまに活用してもらえれば」と話す。