浜松・佐鳴台に12月12日、パン店「Boulangerie Lamp(ブーランジェリー ランプ)」(浜松市中区佐鳴台、TEL 053-440-5506)がオープンした。
店主の内山勉さんは東海調理製菓専門学校を卒業後に名古屋で就職。その後は前名鉄ホテルのパン部門の立ち上げや母校である同校での2年間にわたる講師を務め、ショッピングモール内のパン店での勤務などを経験して今回独立した。
「この店はもともと『パン工房フルハウス』という16年続いたパン店で、店じまいするにあたり譲ってもらう形で店を開いた。店名の『ランプ』は『朝の食卓でランプをつけた時にあるパン』『明るいところに人が集まるように、人が集まるような場所にしたい』という思いを込めたという。豊橋で友人が開いている同名の美容院とは運営方針などの面で姉妹店という形を取り、店舗デザインなどでも協力してもらった」と内山さん。
店舗面積は15坪。壁や床は内山さんら自ら塗装などを施したという。内山さんは「ランプやテーブルなどの小物にまで、優しい雰囲気にこだわった。トング掛けはイメージしたものが見つからなかったので特注で作ってもらった」と話す。
商品は食パン(1斤)、バゲット(いずれも220円)、クロワッサン(140円)、あんドーナツ(130円)など60種類ほどを用意。マカロンやシュー(以上150円)、マドレーヌ(200円)などもそろえる。バースデーケーキやウエディングケーキなども、注文があれば対応する。
スタッフの大庭由利恵さんは「パンは一度に全ての種類を出すことはできないので、時間を見て何種類ずつかを販売している。例えば朝は、食パンやデニッシュ系など朝食に向いたものが多い」と話す。「パンだけでなく、パティシエが作るケーキやお菓子も楽しんでもらいたい。温かいパンやお菓子をなるべくたくさんの人に届けたい」とも。
内山さんは「以前のパン店を利用していたお客さまの期待もあるので、味が落ちたと言われないよう頑張っていきたい。フランス系のパンが得意だが、子どもから年配の方まで誰が来ても食べたいものがあるパン屋にしたい」と意欲を見せる。
営業時間は7時~売り切れまで。木曜定休。