浜松で「しだれ梅まつり」-天に昇る竜をイメージして剪定された梅280本

竜が天に昇るようなイメージになるしだれ梅(写真は過去撮影されたもの)

竜が天に昇るようなイメージになるしだれ梅(写真は過去撮影されたもの)

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 浜松・引佐の植物園「昇竜しだれ梅庭園」(浜松市北区引佐町、TEL 053-543-0234)で現在、「昇竜しだれ梅まつり」が開催されている。

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 「しだれ梅」は垂れた枝にたくさんの小花を咲かせるのが特徴の梅。同園では樹齢35~45年のもの約80本、樹齢15年ほどの若木200本が植栽されている。3月中旬が梅の見頃となり、現在も白やピンクの花を鮮やかに咲かせている。

 植栽されている梅は三方原大地の農園で育てられたしだれ梅を移植したもの。苗の時点で根元を切り、「野梅(やばい)」という野生の梅に「接木(つぎぎ)」という2つの植物体を1つの個体にする技法を用いて育てているため、普通のしだれ梅より幹が太く成長が早いという。園内の梅は「佐藤農園」(西区呉松町)の佐藤一敏さんが、竜が天に昇る姿をイメージして剪定(せんてい)。「農業をやっているからこそできる技術を力強い竜で表現してみたかった」と佐藤さん。

 「荒々しい幹と華やかな花びらのコントラストを楽しんでもらえたら」と同園スタッフの佐藤佳則さん。「見頃の期間は短いため、この貴重な期間にぜひ足を運んでいただきたい」とも。

 開園時間は9時~16時。入園料は、大人=700円、小・中学生=500円。3月31日まで。

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