浜松にアパレルのセレクトショップ「CHELSEA(チェルシー)」(浜松市中区海老塚、TEL 053-522-7398)が10月23日、移転リニューアルオープンした。
開業から16年間、袋井市で営業していた同店。より多くの人に知ってほしいとの思いから、浜松市への移転を決意。浜松の街中に詳しく、趣味や価値観を共有している知り合いに同物件を勧められ、開店にこぎ着けた。
店舗面積は約38坪。レンガやタイル、モダンなガラスカバーのつり照明など、時代を感じさせる素材が多く使われた店内は、以前老舗のBARであった時の内装をそのまま使う。さまざまな場所に張られた洋酒のポスターや英語のチラシ、長年使われてきたバーカウンターなど、古い外国映画に出てきそうなBARに、洋服や靴、アクセサリーなどを陳列することで、非日常な空間を演出している。「もともとBARであった店内の世界観をそのまま引き継いだ。洋服店としてはぜいたくすぎる物件」とオーナーの杉枝徹さん。
商品は、国内でも特に質の高いブランドの洋服や靴をメーンにそろえる。すべての商品は、ブランドのデザイナーと直接交渉し、仕入れるという。杉枝さんは「日本の職人の高い技術で作られた、世界に通用するハイレベルな洋服を見てほしい。ブランド名ではなく、自分の目で見て良いと思った商品を選んでいる」と話す。
取り扱うブランドは、モードとクラシックの間のリアルクロージングがコンセプトのメンズブランド「m's braque(エムズ ブラック)」やクラシックな技法をしっかり踏まえた現代服を追及する「robes&confections(ローブス アンド コンフェクションズ)」のほか、県内では同店のみの取り扱いとなるレディースブランド「m.fil(エムフィル)」など、メンズ・レディースそれぞれ約10ブランドをそろえる。
「どうしても行ってみたいと思ってもらえるような、魅力的な店になるように努力したい」と杉枝さん。「服が好きな人が楽しめる店なのでぜひ来店してほしい」とも。
営業時間は11時~20時。水曜定休。