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元ギネス記録を更新した強烈な辛さの唐辛子薬味、浜松のカフェが提供開始

約150万スコビルの「トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー」

約150万スコビルの「トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー」

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 浜松・田町のカフェ「かぎやカフェ」(浜松市中区田町、TEL 090-1474-6352)が4月1日、辛い唐辛子として世界的に知られる「トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー」の提供を始めた。

自ら辛さの実験台になる鈴木さん

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 トリニダードトバコが原産の同唐辛子は2011年、ギネスブックの「世界一辛い唐辛子」の記録を更新。辛さの単位であるスコヴィル値は約150万。タバスコの約750倍、辛い唐辛子で有名なハバネロペッパーの約5倍であることから、この唐辛子の強烈な辛さがわかる。取り扱いにも注意が必要で、調理の際には手袋とゴーグルを装着するという。今回、品薄であったハラペーニョペッパーを探していた際、偶然見つけ提供することを決めた。

 提供に向けて万全の体制を整える同店。「激辛マニア」向けの唐辛子メニューを提供する際、辛いものが得意ではないスタッフの鈴木敏博さんが自ら実験台となり試食する。「料理主任は激辛マニアのため、辛い物が苦手な私が食べないと一般のお客さまに出せるか判断できない」と鈴木さん。試食では「気軽に提供できる範囲を超えている」という鈴木さんの判断により、「ブートジョロキアを無理せずに食べることができる人」のみに提供する。

 この唐辛子は、今まで同店で提供していた唐辛子の中で最も辛い約100万スコヴィルのブートジョロキアと比べても段違いの辛さ。「ブートジョロキアの試食経験があったので何とか耐えられるだろうと楽観視していたが間違いだった。スコヴィル値は1.5倍だが、辛さの体感は5倍以上。激辛マニアと言われる人たち以外には手に余ると思う」と鈴木さん。

 提供方法は、メニュー注文時に同唐辛子を食べたい旨をスタッフに伝える。注文したメニューと一緒にブートジョロキアの酢漬けが提供される。問題なく食べることができれば、この唐辛子の酢漬けを提供する。提供する際、薬味として扱われるため注文メニュー以外の料金はかからない。

 「期待通りの辛さが出ている。ブートジョロキアを楽しめた人でも心して食べなければ痛い目を見るので気をつけてほしい」と料理主任の鈴木淳さん。「現在世界一辛いと言われている300万スコヴィルを超えるキャロライナ・リーパーをいつか提供したい」とも。

 営業時間は11時~翌2時。ランチタイムは11時30分~13時。日曜・祝日定休。

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