浜松・鍛冶町の「浜松ジオラマファクトリー」(浜松市中区鍛冶町、TEL 053-489-3725)で現在、ジオラマ作品展「七人の女性モデラー展」が開かれている。
定期的にジオラマフィギュアなどの展示イベントを行う同所。昨年行われた「第3回浜松ジオラマグランプリ」の総合成績1位から3位までが女性モデラーだったことから(3位は夫婦)、全国でも珍しい、女性モデラーの作品のみを集めた同展を企画し開催にこぎ着けた。
展示するジオラマは約50点。昨年のグランプリに選ばれた、昭和30年代をテーマにしたノスタルジックなジオラマ「うとうと。。。」(高林律子さん作)や、家具や調度品などを含めた生活空間に独自のストーリーを組み込んだドールハウス「フェスティバルの朝」(山城守子さん作)など力作が並ぶ。ほかにも、戦車やスーパーカーなど男性が好きなテーマの作品も展示。「見ている人が作品の中に入り込み、ストーリーを感じ取ってもらいたいので私の作品には人物は登場しない。作品のタイトルからどんなストーリーか想像しながら見てもらえると楽しめると思う」と市内在住の山城さん。今回選ばれたモデラーは7人で、昭和風景やフランスの風景、ドールハウス、ミリタリーなど、得意なジャンルが異なるモデラーの作品を展示している。
6月27日と7月4日には、女性モデラーと一緒にジオラマを作るワークショップを開催。参加者にジオラマ作りの楽しさをレクチャーする。
「女性モデラーの作品がこれほど集まるジオラマ展は珍しいので、ぜひ足を運んでほしい」とスタッフの藤井さん。「トップモデラーと一緒にジオラマを作れるワークショップもこの機会を逃すと次はいつになるか分からないほど貴重」とも。
開館時間は10時~19時。火曜・水曜休館。入場料は、大人=500円、中高校生=200円、小学生以下無料。ワークショップ参加費は1,000円(入場料別)。開催時間は各日11時、13時、14時30分の3回。展示は7月26日まで。