浜松・鍛治町に6月19日、メキシカンレストラン「La Sexsta」（浜松市中区鍛冶町、TEL 053-457-8880）がオープンした。

伊藤さんが壁や床、カウンターなどすべて施工した店内

　ソースからすべて手作りで、化学調味料を一切使用しないメキシコ料理を提供する同店。店主の伊藤正大さんは森町出身。東京のメキシコ料理店で料理長を経験後「ブラジル人が多く住む浜松で受け入れてもらいたい」という思いから市内で同店のオープンを決めた。

　店内は約20坪。カウンター5席、テーブル24席、4～5人までの個室もある。内装はすべて伊藤さんのセルフリノベーションで、壁を利用してスクリーンにし、プロジェクターで映画を流す。イラストレーターのMilocks（ミロックス）が描いた壁画もインパクトがあり、モザイクタイルを施したトイレも伊藤さんが手掛けたという。

　「南米の食のルーツはメキシコ」と伊藤さん。ランチは「タコライス」や「オリジナルバーガー」など、4種類をドリンク付きで提供（各1,000円）。夜はアラカルトで「ナチョス」（690円～）や「エンパナーダ」（740円～）、「ケサディーヤ」（1,080円～）など市内では耳なじみの少ない本場の料理を提供する。揚げたトルティーヤに、チーズ・チキン・ビーフ・ポークの4種類から包む具材を選べる「エンチラーダ」（840円～）は、「フリ ホーレス デ オージャ」と呼ばれるペースト豆のディップを添える。

　要望に応じて、テキーラをストレートで提供。「テキーラの品ぞろえも自慢の一つ。ストレートで飲みたい人は気軽に声をかけて」と伊藤さん。PATORON（パトロン）やLaTilica（ラ ティリカ）など、通好みのテキーラを約30種類そろえている。

　「料理やドリンクメニューは、ニーズに合わせて変化する」と伊藤さん。「少しずつ内装もアレンジし、心地よい空間として利用していただけるような店に仕上げていきたい」とも。

　営業時間は11時30分～14時、17時～22時。