浜松の万年筆専門店がオリジナル商品「ディモーダ」販売 伊「デルタ」社とコラボ

「ディモーダ」万年筆(上)とボールペン(下)

「ディモーダ」万年筆(上)とボールペン(下)

  • 0

  •  

 浜松・肴町の万年筆専門店「BUNGBOX(ブングボックス)」(浜松市中区肴町、TEL 053-415-8639)が7月10日、オリジナル万年筆とボールペン「Di moda(ディモーダ)」の販売を始めた。

「デルタ」と「ブングボックス」の刻印が刻まれている

[広告]

 イタリアの万年筆メーカー「デルタ」とのコラボとなる同商品。同店ではこれまでに15本のオリジナル万年筆を製作・販売しており、店長の山岸薫さんは海外メーカーとのコラボ商品を作りたいと考えていた。昨年の10月にデルタの日本総輸入元からコラボ商品を作らないかと持ちかけられ、製作を決めた。「ファッション性の高い万年筆を作っている会社のため、話をもらった時の期待感は非常に大きかった」と山岸さん。

 商品の開発には多くの困難があったという。「男性でも女性でも出して書く際に、周囲からかっこいい万年筆を作りたい」という思いから、イメージを伝達。イタリアのデルタ本社とで何度もやり取りを重ね、今回の商品が形になった。海外メーカーのため相手の顔が見えず、これまでのオリジナル万年筆の中で最も多くのやり取りをしたという。

 商品名のディモーダはイタリア語で「着まわし上手」という意味。デルタの人気万年筆「ドルチェビータスリム」が原型となる同商品。万年筆とボールペン共に大理石調の深い緑色の軸にデルタとブングボックスのダブルネームの刻印。キャップリングはドルチェビータスリムと同じものを採用し、限定万年筆「ロメオとジュリエットFOREVER」の軸の樹脂をキャップリングに入れ込むなど、細部にも工夫を凝らす。

 海外ブランドとのコラボだが、地元の発展にも寄与したいという思いから、同品の開発と合わせて地元織物の「遠州綿紬(つむぎ)」を使った2本入れのオリジナルペンケースも作成。「外布と内布のイメージを合わせて作った」と山岸さん。万年筆とボールペンをセット購入した人には特典として付く。

 7月3日より先行予約を開始しており、売れ行きも好調だという。「見たら欲しくなる1本。ファッションの一部として取り入れてもらえれば」と山岸さん。「当店は万年筆専門店だが、今回は万年筆には抵抗があるという方のためにボールペンも用意したので、ぜひ見てほしい」とも。

 価格は万年筆=8万1,000円、ボールペン=4万3,200円。入荷は7月下旬を予定。営業時間は13時~18時(金曜・土曜は11時~19時、日曜・祝日は11時~18時)。水曜定休。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース