遠州鉄道が7月6日、携帯ストラップ「モハ25号 走る!電車型ストラップ」の販売を開始した。
現在、遠州鉄道で運行している車両は30形・1000形・2000形の3種類。今回販売する携帯ストラップに採用された車両は、残り1編成となる「吊(つ)り掛け駆動方式」の30形。以前販売していた2000形の携帯ストラップが完売したこともあり、珍しさから鉄道ファンに人気がある同車両をモデルに製作し、販売にこぎ着けた。
子どもにも喜ばれる機能を加えた同商品。ストラップに付いている電車の車輪部分を平面に接地させたまま後ろに引き、手を離すことで電車が走る仕組みが備わっている。発売当日に同商品を購入した市内に住む鉄道ファンの鈴木孝介さんは「吊り掛け駆動の30形を選んだセンスが素晴らしい。走る機能は子どもだけでなく、鉄道ファンにもたまらない。子どもに壊されないように注意したい」と興奮した口調で話す。
同鉄道営業所副社長の萩原高志さんは「この商品の楽しさが子どもに電車への興味を持ってもらうきっかけになれば」と話す。
販売価格は600円。2000個限定。遠州鉄道有人駅(新浜松、第一通り、助信、曳馬、上島、さぎの宮、小松、浜北、西鹿島)と西ヶ崎の鉄道営業所で取り扱う。