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浜松市美術館で「マリー・ローランサン展」 初期から晩年まで70点展示

マリー・ローランサン晩年の作品「3人の若い女」

マリー・ローランサン晩年の作品「3人の若い女」

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 浜松・松城の浜松市美術館(浜松市中区松城、TEL 053-454-6801)で現在、「マリー・ローランサン展」が開かれている。

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 マリー・ローランサンは20世紀初頭にパリで活躍した女性画家。独自の淡く美しい繊細な色彩が特徴で、世界中で愛され続けている画家の一人。今回、2011年に閉館した長野の「マリー・ローランサン美術館」が所蔵する作品をメーンに約70点展示する。

 初期の作品から晩年の作品までを取り上げた回顧展となる同展。写実的な作風だった初期の作品や、キュービズムに影響を受け試行錯誤を繰り返していた時代の作品、恋人との別れや戦争亡命などによりローランサンに独特の作風が生まれた時代の作品、そして自分の信じるスタイルを確立した晩年の作品と、ローランサンの画家人生が垣間見られる構成となっている。「年代順に見ることで独自の作風がどのように生まれたかが分かり、ローランサンの魅力をより理解できる」とスタッフの川合真澄さん。

 7月19日には、府中市美術館学芸員の音ゆみ子さんによる講演会「マリー・ローランサンの歩んだ道」を開催。7月24日・8月21日には各作品の説明を聞きながら学芸員と一緒に館内を回るギャラリー・トークを予定する。

 「マリー・ローランサン美術館が閉館した今、これだけ多くの彼女の作品を見る機会はなかなかない」と川合さん。「当展でローランサンの魅力を感じてもらえたら」とも。

 開館時間は9時30分~17時。料金は、大人=1,200円、大学生・専門学校生=800円、高校生・中学生=300円、小学生以下無料。8月23日まで。

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