浜松の各所で、冬のイルミネーションの点灯が始まった。
「はままつフルーツパーク時之栖」(北区都田)では総球数約300万球のLEDで園内西エリアを中心に彩る。長さ100メートルの光のトンネルを抜けた先には迫力満点の恐竜のオブジェをライトアップ。さらに先に進むと昨年よりバージョンアップした水、光、音で魅せる噴水ショーで演出する。「イルミュージアム」では企業や団体20組が制作したイルミネーションオブジェを展示。「大人から子どもまで楽しめる内容になっているのでぜひお越しいただきたい」と同園スタッフの芦沢拓麻さん。来年2月28日まで。
地ビールレストラン「マイン・シュロス」(中区中央)では総球数約5万球のイルミネーションで外観を彩る。店内では11月3日から初の試みとなるプロジェクションマッピングの投影も開始。「外のイルミネーションも10年くらいやってきて新しいことを始めたいという思いからプロジェクションマッピングを企画した」と支配人の宮津義之さん。店内に設置されたステージの壁面に部屋で暖かく燃える暖炉の映像を常時投影。45分間に1回、暖炉からさまざまなシーンに切り替わっていく5分間の映像が始まる。「楽しく食事をしながら映像も楽しんでいただけたら。ぜひ足を運んでいただきたい」とも。
浜松駅前のギャラリーモール「ソラモ」ではイルミネーションオブジェ「ラブアース」を点灯。直径6メートルの地球をモチーフとした球体のオブジェで、チョウやクマ、クジラなどの生物を電飾でデザイン。音に合わせ青や緑など色を変えながら彩る。街中の鍛冶町通りでも通りの木に電飾をつけ演出をする。
遠鉄浜北駅周辺では、総球数約4万5千球のイルミネーションを点灯。駅前ではLEDで巨大なツリーを作り、約7メートルあるヒマラヤ杉も電飾で彩る。ショッピングモール「なゆた浜北」(浜北区貴布祢)の壁も電飾で華やかに演出する。
「はままつフラワーパーク」(西区舘山寺)では11月21日からイルミネーションを点灯。入り口から園内「大温室クリスタルパレス」にかけて総球数約100万球で装飾。ハクチョウやクマ、トナカイなど動物の形をした光のオブジェを配置するほか、音や光で噴水ショーを彩る。大温室には約8メートルのモミの木を設置して装飾。12月の土曜・日曜にはピアノやバイオリン、フルートなどで演奏するナイトコンサートも開催する。「花と光のコラボレーションを見て心がホッと温まると思うので、ぜひ多くの方に足を運んでいただきたい」と広報担当の村上ひろみさん。来年1月5日まで。
点灯時間は、フラワーパークが17時~21時、フルーツパークが17時~21時。入園料は、フラワーパークが大人=500円、中学生以下無料、フルーツパークが大人=1,000円、子ども=500円、未就学児無料(噴水エリア入場料込み)。