浜松・肴町のイタリアンを提供する居酒屋「NINE’S(ナインズ)」(浜松市中区肴町、053-458-4333)が移転リニューアルオープンし、2カ月がたった。
店主の安井保さんは2011年から約5年間、元城町で同店を営業。より多くの人に味わってほしいという思いから、人通りの多い肴町で、収容人数も約2倍となる店舗への移転を決めた。
店舗面積は約30坪。席数は、カウンター席10席、テーブル席8席、掘りごたつのある座敷席26席の計44席。店内は、木のぬくもりを生かした暖色系でまとめ、イタリアのカジュアルバーの雰囲気を演出する。
「気軽にお酒が楽しめるイタリアン居酒屋」がコンセプト。移転前のイタリア料理店に比べ「鮮魚の刺し身」(780円~)や「たたきキュウリ塩昆布」(480円)などの居酒屋メニューや、リーズナブルなメニューを増やすことで、より多くの人に利用できるよう配慮したという。
メニューは、約350グラムの骨付きモモ肉を空揚げにした「ナインズチキン」(999円)、魚介和風だしをベースに白ネギ・青ネギとトマト加えたスープにしゃぶしゃぶで楽しむ「ネギしゃぶ」(1,280円)、専用ピザ窯で焼き上げた「マルゲリータ」(1,200円)など。ほかにも専用のラクレットオーブンで溶かしたスイス産のラクレットチーズをベーコンやジャガイモにかけて提供する「ラクレット」(1,800円)などを用意する。
地元ブランド肉の「美味鶏」や「静岡そだち」、「浜名湖そだち」を使い、冷凍食材や調味料以外には既製品を使わないようにするなど素材にこだわっているという同店。既製品を使わないことで原価を下げることができ、リーズナブルに提供ができるという。ワインは、専門商社が用意したワインを試飲し、気に入ったものを約20種類そろえる。
「当店は、気軽に楽しめるイタリアン居酒屋のため、多くの人に楽しんでもらえたら」と安井さん。「旧店舗の場所には、7月上旬に高級イタリアンを立ち上げる予定。コンセプトを明確にした店舗展開をしていきたい」と意気込む。
営業時間は、18時~翌4時。日曜定休。