浜松・砂山町に5月20日、居酒屋「肴・炭 福三三(ふくみみ)」(浜松市中区砂山町、TEL 053-450-6888)がオープンした。
飲食店を経営する店主の金原道生さんは、新らたに居酒屋を出店したいと考えていた。出店のために人材探しを開始し、今年の2月に店長と料理長が決まった。物件探しも並行して行い、駅南の再開発地域に理想の物件が見つかったため、開店にこぎ着けた。
店舗面積は約40坪。席数はカウンター5席、テーブル72席の計77席。2階建ての店内は、しっくいを使った壁面やデザイナーに依頼し描かれた金魚や菊、チョウなどのスタイリッシュな和柄によりデザインコンセプトである「斬新な和」を表現している。
素材にこだわる同店。全国各地の鮮魚を専門業者に依頼し、最低限の魚種指定による箱買い仕入れをすることで、多種の旬の鮮魚を1年中楽しめるようにしたという。串焼きに使う炭は、紀州の最高級備長炭。火力が強いため、温度の低いエリアと高いエリアを分け、慎重に焼き上げる。ほかにも刺し身に添えるワサビは、県内のワサビ生産者の集まり「有東木こだわり倶楽部」のワサビ名人が選定した物を使う。
メニューは、県内産のホウレンソウ・九条ネギ・エリンギ・レタスなど15種類の野菜を地元ブランド豚「竜神豚」で巻き、備長炭で焼き上げる「肉巻き野菜串」(180円)や、全国の漁港から仕入れる鮮魚で作る「職人の刺し盛」(小=2,980円、中=4580円、大=5,980円)、熊本から直送した「馬刺し5種食べ比べ」(2,980円)、「フランス産フォアグラ 大根ステーキ 和風あんかけ」(1280円)など(以上、税別)。ドリンクメニューは、県内銘柄を中心に集めた40種類の日本酒や15種類のワインなど、刺し身や串焼きどちらにも楽しめるようにバランスよく用意している。
「この地域にこの店があって良かったと思われ、町の宝と思えるような店になるように頑張りたい」と金原さん。「大切な人との食事や記念日などにも使ってもらえたら」とも。
営業時間は17時~24時。